時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

大仏さんとりんご

2009-12-13 | essay
小さい子どもって、ときどき唐突に
泣けちゃうくらい可笑しくて可愛いことを言い出す。

そういう一瞬が愛おしくて、いくつかノートに残してある。

鎌倉に大仏さんを見にいった時のこと。
当時2歳の次男、大仏さんの背後に駆け寄るなり、
「りんご~!りんごいっぱいちゅいてる~!」
と大声で大興奮。
指さす先は・・・大仏さんの頭。なるほど!

傍にいた観光客のおばさま方、一同ワハハクスクス。
子どもって、おもしろい着眼点を持ってるなあ。
先入観のあるオトナよりいろんなことを見て考えている。

ずっと前、まだ会社員だった頃、駅の化粧室でとなりの個室から
小さな女の子が母親と話す声が聞こえてきた。
大きな声で、「ママ!シンデレラみたい~」とうっとり。
どうして?という母の問いに、
「だってえ、スカートはいてるんだも~ん」とこれまたうっとり。
言うことがかわいらし過ぎて、涙ぐんじゃうくらい感動~。
きっと普段はいつもジーンズのママが、その日は
よそゆきのスカートをはいていたのだろう。
あのかわいいセリフは忘れられない。。
小さい子どもには、どんなこともブランニュー。
目に映るものすべてが新鮮で驚きに満ちている。

そういう気持ち、オトナもたまには思い出してみなくちゃね


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