自然界の造形に目を向けると、つくづく美しいなぁと感心する。
生け花の手習いの経験はないので否定するつもりはないけれど、花はただそこに逞しく思いのままに咲いている姿が一番うつくしいのではないかな。
すっくと背を伸ばして
残り陽を臨む後ろ姿。
人の庭では疎まれる「雑草」も、空き地ではなんとのびやかに生きていることか。
勝手に雑草と呼ぶのはニンゲンだけ。
これが彼らの本来の姿。
自分の生を全うしようと正直なだけだ。
ニンゲンもたまには見習って、生きようとするカラダのチカラに耳を澄ましてみることも大事なんじゃないかな。