桜も見ずに本を読んでるの、だ~れだ。 「わたくしですか?金次郎にございます。」
小学校の庭は、春を知るのにぴったりな場所。
投票に行ったついでに、娘とぶらり。
校庭の花壇はお花でいっぱい。
ひとにとっては、時間が止まったようなひと月だったけれど、
地球の時間はきちんと進んで、いつの間にか本格的な春になっていたのね。
娘が花壇に一匹の蟻を見つけた。
蟻にとってはこんな小さな植え込みでもジャングルなんだよねえ。
と、娘と一緒にしばし 蟻&アリエッティの目線で花壇を駆け巡る妄想で遊ぶ。
こうして 花をじっくり見るたび、つくづく思うのだけれど、
花は誰にも教えられなくても、ちゃんと自分がなるべく形、自分を彩るべき色を知っている。
DNAで片付けてしまえばそりゃ簡単だけれど、ちゃんと毎年間違えることなく、
自分らしくうつくしく花開くって本当はとってもすごいことなんだと思うんだなあ。