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たいせつなもの。すきなこと。

ミヒャエル・ゾーヴァ

2010-07-08 | 展覧会・アート のこと

    
     

ミヒャエル・ゾーヴァの絵はおもしろい。
彼の挿絵が観たくて、この本を買ったのだけれど、
これがまた、文のほうもおもしろい。

アクセル・ハッケ作 「キリンと暮らす クジラと眠る」。

いろんな生き物を取り上げて、その生態や暮らしを
事実と想像と夢想を織り交ぜて、可笑しくそして大真面目に語る。
ワニがなぜあんな鎧に閉じこもるようになったのか、とか
うざぎは家庭内暴力の常習なのだとか、
クマと人間がなかよくなれたら…とか。
独特の視点で語るように書かれているゆるさがいい感じ。

ミヒャエル・ゾーヴァの作品は、
あのシュールで可愛い映画「アメリ」のなかにも登場している。
その不思議で奇妙な色彩や構図は、一度観たら忘れられない。

何年か前に、銀座松屋で(だったかな?)、展覧会があって、
たくさんの不思議な作品を観るうちに、ますます魅かれてしまった!

ちょっとマグリットの絵にも通ずるところがあるかな。

日常のなかで、チカッと光る非日常、みたいなものって
なぜだか、とってもすきなのだ。


    



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