時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ちひろのアトリエ

2010-09-01 | 展覧会・アート のこと

 

どういうわけか、ちひろ美術館へ足を運ぶのはいつでも真夏。
上井草駅から美術館までの炎天下の道を日陰を選びながら娘と歩く。

夏休み最後の日は「ちひろ美術館」で締めくくり。

ここは、とってもすきな場所。

ここへ来ると、時間の流れがだんだんとゆるやかになり、
世の中すべてがゆったりと穏やかになっていくようなふしぎな感覚を覚える。

  

やわらかな優しい絵に囲まれているうちに
少しづつ、こころが解されてゆくんだなあ。

わたしも娘もお気に入りの「ちひろのアトリエ」。
当時のままに移築されたこの部屋を眺めていると、
時空を超えてちひろさんの温度が伝わってくるような気がする。
本棚に並ぶアンデルセン童話の色褪せた背表紙や古いマトリョーシカの置物など、
なぜだかいくら眺めていても飽きないんだなあ。
壁に掛かる1973年のカレンダーが悲しいのだけれど。

娘もふしぎとこの部屋のとりこになっていて、
帰る間際にも、「ちひろさんの部屋、もっかい見てくるね~!」と
ひとりでまた見に行くほど。

  

館内のカフェでおいしいコーヒー。
図書室ではのんびり絵本を開いて、
「ちひろの庭」に飛びかう黒アゲハを仰ぎ見る。。。

  

あ~しあわせな時間。
ささやかだけれどこころの潤う時間をもっとたいせつにしなきゃね。

いつか安曇野のちひろ美術館へもぜひ行ってみたいな。

  



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