「罪の声」塩田武士著
かつて日本中を震撼させた
グリコ森永事件。
昭和最大の未解決事件に焦点を当てたこのミステリー、かなり読み応えのある作品だった。
当時、子どもの声が脅迫に使われたということをわたしは覚えていなかったけれど、この小説は、この事実を元にストーリーが膨らんでいく。
子どもを巻き込んだ犯罪だったことに改めて末恐ろしさを感じる。
フィクションであってフィクションでないような臨場感。。。
なかなか、こんな作品はないのではないかな。
映画化もされて、もうすぐ公開らしい。
本を先に読んだ作品の映画ってあんまり観たくないのだけれど、
これはちょっと観たいような気もするなぁ。