時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

カラスの黒

2011-02-04 | essay



先日NHKで観た「爆問学問」のカラスの話はおもしろかった。

カラスが利口なことは知っていたけれど
滑り台を滑ったりして遊んでいる姿は初めてみた!

長男が小さいころ、NHKの「アッテンボロー 鳥の世界」という
BBC制作のドキュメンタリー番組を録画したVTRがだいすきで、
何度も何度も暇があれば観ていた時期があった。
レンジャーものやポケモンとかにはまるで興味がなく、
彼が一番すきな番組はNHKの「ふしぎ大自然」!
というかなりオタクな園児だった。

で、そのVTR中に、確か唯一日本での撮影シーンがあった。
カラスがくるみを道路に置いて、車のタイヤに踏ませて殻を割るというシーン。
しかも、踏まれず失敗すると、ちょっと位置をずらして再度踏ませるという巧みさ!
そして、中のくるみをおいしそうについばむのだ。

「爆問学問」の中で同じ場面が放映され、「こんなに賢いカラスは日本だけなんです」と学者さん。
知らなかった~~。日本のカラス、優秀!

カラスはちょっと怖いけれど、その姿は美しい。
そしてよく見れば、まんまるの黒い瞳もかわいい。

京浜急行沿いのアパートで一人暮らしをしていたころ、
駅前に、カラスを連れた焼いもやの屋台がよく来ていた。

あのカラスとおじさんは今頃どうしているだろう??

おじさんが落ちてきたヒナを拾って育てたそうで、
確か足環で繋がれてはいたけれど、おじさんにとてもよく懐いていたっけ。
間近にカラスを見る機会なんてそうそうないから、
カラスに会いたくて、見かければお芋を買いに寄っていた。
おじさんにちぎってもらった焼き芋を食べる姿がほんとうに可愛かったなあ。

カラスはしたたかにみえるけれど、生きるために知恵をつけただけなんだよね。

でも、都会のハシブトカラスより、カントリーでスマートなハシボソの方が
ちょっと好みだわ~。


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