
ヨリミチ公園のインコたち。
どんなに暑い日も
どんなに寒い日も
皆で元気に鳥小屋の中を囀り飛び回っている。
天寿を全うした我が家のインコのふーちゃんとオカメのシェイクを想う。
飼っていた頃、部屋の中なのに寒くないかと鳥カゴに毛布を巻き付けたりホカロンをカゴに貼ってみたりしていたことを思い出して苦笑。
生まれた時から屋外の鳥小屋で暮らす彼らの方が断然逞しく健康的だ。
もちろん鳥小屋をいつも衛生的に管理してくださっている方の努力あってのことでしょうけれど。
それにしても、小川洋子氏の「ことり」を読んで以来この鳥小屋にヨリミチするたびにあの本の中の兄弟のことをいつの間にか考えているジブンに気付く。
こうして、時に本の中の人々が私の中に住み着く。
いつか年老いてもしも記憶に霧がかかったとしたら…
わたしはわたしの中に住み着いた物語たちと私自身の体験とをきちんと区別できるのだろうか。
ふと、そんな疑問が湧くヨリミチの時間なのでありました。