今、暮らす家から見える空は、コマ切れ。
マンションの乱立で年々空が小さくなった。
ときどき、「大きい空をみたーーい」
と堪らない気分になる。欠乏症だ。
夕焼けを観るにも、坂の上まで登らなきゃ。
いつだったか、久しぶりに
空が見事な紅色に染まっているのに気づいて、
鍋の火を消して、エプロンを投げ捨て、
カメラを持って、自転車で坂の上まで急いだ。
けれど、そんなに時間をかけてちゃ駄目ね。
もう紅はグレーの雲の向こうへ。。。
先日、The BoomのBig Fan、Kさんに
宮沢和史氏の写真展に連れて行ってもらった。
彼は凄い詩人だ~!と以前から思っていたが、
凄い写真家でもあったのね。
吸いこまれそうな写真がたくさんあった。
溜息の出るような素晴らしい空の写真も。。。
しかもブロックごとに、素敵な抒情詩が添えられていて
写真がよりいきいきと深みを増すようにみえた。
写真展、行けてよかった。
kさん、ありがとう!
空を切り取るのが上手なひと。
たいせつな友達のひとりが、奄美に暮らしている。
彼の撮る空の写真がとてもすきだ。
ただ美しいだけでなく、
空がある一瞬に見せる素の顔を、ちゃんとわかっていて
さっと切り取って撮っている。ような気がする。
写真って、ちゃんと人柄が出るんだよね。
励まされたり、なぐさめられたり。
時には、あまりにきれいな夕焼けの一枚に泣きそうになったり。
空を自由に見れない人々のために
ありのままの自然を発信し続けてね。青おにくん。
( amaminmin で探して観に行ってみてください )