時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ELO [TIME]

2010-10-13 | MUSICのこと



1981年 ELOの「TIME」
このアルバム、久しぶりに聴いてもやっぱりすき。

ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の他のアルバムは知らないし、
エレクトリックなシンセサイザー系の曲を好んで聴く方じゃないのだけれど、
このアルバムは別なんだなあ。

テーマは「時」。
21世紀の、高度に発達した機械文明社会から
この1980年代を懐かしく回想する…というコンセプト。
プロローグからエピローグまで、アルバム全体がひとつの大きなうねりとなって
物語を奏でる感じ。
通して聴くと、旅をしてきたような充足感を感じるのが不思議。

「TICKET TO THE MOON」「21ST CENTURY MAN」などのメロウな曲も美しいし、
「HOLD ON TIGHT」の歌詞には、当時高校生のわたしは心底励まされたもの。

あれから、あっという間にエエ~~?30年!

本当に21世紀から80年代を懐かしく思いながらこのアルバムを聴くことになるとは!
時は流れつづける。。。いつまでもどこまでも、なにをしていてもしていなくても。

時には、立ち止まって「時」と向き合うのもたいせつなこと。


   


紙モノのツボ

2010-10-12 | essay
  

たまらなくツボな紙モノを、新国立美術館のミュージアム・ショップで
見つけてしまった!

「夜長堂のモダンJAPAN復刻ペーパー」

いいねえ~!
何だか懐かしいヘンなかわいさのあるデザインや
独特な風合いのあるレトロな色合わせってだいすき。

捨てられずに持っている自分が小さいころの千代紙を
この前娘にカラーコピーしてあげたりして遊んでいたところ。

やはり紙質が重要ねえ。
この「夜長堂」さん、紙質にもとってもこだわっていて
何とも素朴な手触りが懐かしい。

他の取扱いショップものぞきに行ってみちゃお。


まど・みちお詩集 「うちゅうの目」

2010-10-10 | 本 のこと

  
   

まど みちお先生の詩集。
ほんとうに澄んだこころを持ったひとにしか
こんな詩は書けないよね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

「どうしてだろうと」
           まど・みちお

どうしてだろうと
おもうことがある

なんまん なんおくねん
こんなに すきとおる
ひのひかりの なかに いきてきて
こんなに すきとおる
くうきを すいつづけてきて
こんなに すきとおる
みずを のみつづけてきて

わたしたちは
そして わたしたちの することは
どうして
すきとおっては こないのだろうと…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まど・みちお先生は、じゅうぶん すきとおってらっしゃるよね。

この詩集、写真もとてもすてき。
四名のアーティストによる写真。
どれも美しいのだけれど、なかでも個人的に、わ!いい。
って魅かれた写真はどれもみな、「梶井照陰」さんという写真家の作品だった。
プロフィールには、僧侶にして写真家とある。
興味あるなあ。

このひとの他の作品も観てみたいな。



かわいい生地

2010-10-09 | essay
六本木にある東欧雑貨のお店「ビスケット」
谷中店にはお邪魔したことがあるけれど、
こちらの本店は初めて。

かわいい雑貨や刺繍リネン、見ているだけでしあわせな気分~。
乙女ゴコロをくすぐるかわいい生地やボタンもたくさん。

外国の生地はお高めなので、厳選して我が家へ連れ帰ったのがコレ。かわいい~~。

  

さあ!次回の「一日だけの雑貨屋さん」まで1ヶ月を切りました。
このかわいい生地でなに作ろ!?



陰影礼賛~SHADOWS

2010-10-08 | 展覧会・アート のこと

国立新美術館。
ゴッホ展を尻目に、ぜひとも観たいと思っていた「陰影礼賛」へ。

  

音楽やアート方面で、とっても好みの似ているkさんと
のんびりと観て回る。
この「陰影礼賛」はその名の通り、影ーSHADOWSに注目して集められた作品の展覧会。
国立の美術館5館が協力して開催されている。

100作家170作品。
誰もが知っている大御所の作家や、初めて観る作家、などなど
様々な作風のアートを一挙に堪能出来て、ものすごくおトク感のある展覧会だった。


影の中にあるもの。
陰の持つ力。

カメラが切り取った一瞬が、永遠の時間になる。
実体のない「影」が印画紙の上で「形」になるこのフシギ。

光あるところに影はある。。。

10月18日まで!まだ間に合います。
ゴッホ展は12月まで開催中。(子どもを連れて行こうかな。)
次回に先送りしても大丈夫。「陰影礼賛」おすすめです。

    

感化されて、館内SHADOWを撮ってみました~。(すぐ感化される)

 



この日は正に秋晴れ。
青い空に波打つ美術館が美しかったな。

    


照らすもの

2010-10-06 | essay



「灯火」


ほんの小さな灯りでいい

ささやかな ぬくもりでいい

照らしてくれるもの

その確かな存在は あたりまえのものじゃない

ときには 確かめてみよう

それは 本当に確かなものなのかどうか

あやふやな 正体のないものになってしまってはいまいか。





雑草が教えてくれること

2010-10-05 | essay
 

    

 

    

夏の名残りをすこうし。
秋の入口を行ったり来たり。

この名もしらぬ草は、そうそう 秋の草。
小さいころ、よく摘んでパラパラとままごとのご飯にした草。

雑草や野花は、ままごとの材料によく活躍してくれた。
そういえば、外でのままごとって もう見かけない。
玄関先や空き地に小さなゴザを広げて、いろんなご馳走を作る楽しさ・・・

お花から取った色水のジュース。
刻んだ雑草のおかず。どろだんごのおはぎ。
想い出すとその青臭い匂いまで蘇るよ。

雑草はちゃあんと自分の出番を知っているんだよね。



天井の雲

2010-10-04 | essay

うちの台所の天井。

  

随分前に雨漏りして、もくもくとしたシミになってしまった。
もうすっかり見慣れていたので、気にもならなくなっていたのだけれど・・・

先日娘が、「おもしろいもの見つけた」というテーマで
簡単な作文を書く宿題に取りかかっていた。

「うちのだいどころの天じょうには、おもしろい雲の絵がかいてあります。」

と書き始め、もしや・・・?と話を聞いてみると、やはり!
物心ついた頃には既にあったこの雨漏りのシミを
彼女は描かれた雲の模様だと思いこんでいたのだった~~。

お~。それこそ面白い!
雨漏りのシミだと知って目を丸くして仰天する彼女。

「絵だと思っていたけれど、あまもりのシミでびっくりしました。」

と、宿題の作文はうまくまとまっておりました。


「普通」の定義

2010-10-02 | essay

 

小学校に、保護者向けの講演会を聴きにいってきた。

長男の入学から数えてもう九年、この小学校にはお世話になっている。
たいていの講演会は、以前聴いたなあっていうようなテーマが多いので
近年はほとんど出席していないが、今回は精神科医師による講演ということで
どんなものか聴きに行ってみた。

ニュースなどで、近年よく取り上げられる「発達障害」や「ADHD」。
こういった、精神遅滞を伴わない障害に病名が付けられるようになったのは、
ほんの10年ほど前からだという。

アスペルガー障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などなど。
そうそうたる立派な病名だけれど、医師にも判断のつかないグレーゾーンの子どもも
かなり多いそうで、学童期をスルーしておとなになってから社会に適応できず
障害に気づくケースも多いという。

そこで思うのは、
それはどこまでを「病気」として括るべきなのか?ということ。

明らかに、病名を付けてもらって庇護されるべき症状を持つ子どもの場合を除いて、
グレーゾーンにいる子どもたちって、いつの時代にもどこにでもいる
ちょっと変わった子ってだけのこと。

変わっているのは悪いことではない。
誰でもちょっとくらい変わってるところがあるもんだよね。
この先生、講演中なんども「普通の人は・・・」を連発していた。

いったい「普通」の定義ってなんだろう?
普通であればいいってのはいかにも日本人的発想だ。

仮に、病名が付いたとして、白黒付いて納得するのは周りのオトナだけで
子ども本人は、その付けられた病名を一生背負って生きなければならないのだよね。

この医師、アスペルガー障害にはこだわり行動が顕著にみられる、
という一例として、「鉄道好きなひとが多いんですよ」とキッパリ明言。
「たいてい、高校では鉄道クラブに入りますね」と、にやにや笑顔で言う医師。。。

え???それって???こんな公的な講演で断言していいこと???
隣りの席の娘の友ママと、思わず顔を見合わせる。

この発言に心底驚いてしまった。
何かに夢中になったら病気だっていうの~~?
「もうビョーキ!」って一般人が言うのはともかく、医師が言っちゃうのはどうよ?

どんな分野であれ、すごくすき!ってものを持つことはシアワセなことだと思うよ。
情熱とか、こだわりとかを失くしたら、
スカスカの抜け殻のようなニンゲンになっちゃうよ。。。?

まあ、このひとは医師だし、医学的見地からはそうなのだとしても、
わたしは「みんなちがって、みんないい」って
金子みすずさん的考え方のほうが断然すきだな。

いろんな想いの廻る講演会だった。

とりあえず、もしも精神科に用事ができたとしても
この先生のところへは決して足を運ぶまい。

   












「EAT PRAY LOVE」

2010-10-01 | 映画 のこと

ともだちのmさんと久しぶりに映画を観に出かけた。
ジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」

最近、観たい!と思う洋画が少なく、映画館で観るのは久しぶり。
彼女の仕事がちょうど休みになったので、
ジュリア・ロバーツなら観とこうか、ってな感じで出掛けた。

「ジュリア・ロバーツ」の映画らしい、ハズレることはないまあまあな映画かな。

イタリア・インド・バリへと、自分探しの旅に出る。
いろんなひとと出逢って人生を考えたりする。

インドで出逢う男性役が、あの「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンスだった!
これは嬉しかったな。
このひと、やはり味わい深くてすきだなあ。

EAT PRAY LOVE・・・
今のわたし、EAT EAT EAT~。これはイケマセン。

それにしても、旅に出たくなる映画だったなあ。

    







メッセージ♪

コメント欄は設けておりません。お便りはこちらからどうぞ♪

ブログ村

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

心象風景写真へ。

人気ブログランキングへ