時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

映画「アンフィニッシュ・ライフ」

2012-09-08 | 映画 のこと




原題「An Unfinished Life」

「ギルバート・グレープ」「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」「シッピング・ニュース」などの
ラッセ・ハルストレム監督の2005年の映画。

レンタル店の片隅に、初めて見つけたこの映画。
雄大なワイオミング州の大自然をバックに、静かに進む とある家族の物語。
この壮大な映像美、映画館で観たかったよ~、と思ったら、なぜか日本未公開??

主演はロバート・レッドフォード。共演:モーガン・フリーマン、ジェニファー・ロペス。

豪華キャストだし、名監督の作品なのになぜ未公開だったのだろう。

ロバート・レッドフォードは、いくつになろうが すこぶる男前なニンゲンだ。
陽に焼けた皺でいっぱいの顔には、崇高な誇りと美しさがにじみ出ている。

モーガン・フリーマンの滋味のある演技、ジェニファー・ロペスの、他の映画にはないナチュラルな美しさ。

確かに、この監督の他作品ほどこころに焼きつくような映画ではないし、
けっして、目新しさのあるストーリーではないけれど、ちょっとほっとする隠れ名作かも。
いい映画 見つけました。 



 


ストロンチウムのこと

2012-09-07 | essay



公表されている食品の放射性物質含有量の検査は、セシウムのみ。
セシウムが基準値以下だから、と手放しで安心してもいられない。

セシウムの値から、ストロンチウムの値を計算して割り出せるのだそうだが、
ストロンチウムそのものの数値の検査に簡易的なものはなく、
食品の含有量調査はされていないのが現実だ。

農作物がストロンチウムを吸い上げる速度はセシウムの数千倍なのだそうだ。
農作物が既に取り込んだであろうストロンチウムなどの値は未知数。。。

ストロンチウム90の半減期は29年。
これから何年も何十年もずっと土壌から農作物へ、海底土から海産物へと吸い上げられていく。

しかも、ストロンチウムはカルシウムと性質が似ているため、
哺乳類も、(ニンゲンも)魚も、カルシウムと間違えてせっせと骨に貯めこんでしまうのだそうだ。 コワイことだね。

生命よりも経済優先の政府は、あえて声高にそんな情報は流さないし、
せいぜいお決まりの「直ちに健康を害する値ではありません」と述べるだけだろう。

そうかといって、時間は巻き戻せないのだから、憂いでばかりもいられないし、
子どもの成長に必要なものを食べさせないわけにもいかない。
それでも、知らずにいるよりは知った上で、各々が判断基準を自分で決める必要があるとわたしは思う。

TVで観た、チェルノブイリ近郊の地元の人々のインタビューで、
事故から20数年経った今でも気をつけていることは、
放射性物質を吸収しやすい食品を避けることだ・・・と答えていた。

「ベリー系はだめだね。」
という一言が強烈にこころに焼き付いてしまって、近頃手がのびない。

だいすきなベリー系の果物。
桑の実も、ブルーベリーも、ジャムにして食べるのがだいすきだったのだけれど。

化学的にも、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、マルベリーなどのベリー系は、
ストロンチウムを吸収しやすいことが分かっているのだそうだ。
(栗やピーナッツ、豆類もそうらしい。)
いちごは、ベリーはベリーでも、バラ科なのでちょっと違うらしい。

ストロンチウム90は、その降下量がやっと7月に発表された。
既に関東一帯の土壌にもしっかりと浸み込んでしまっていることがわかっている。。。

毎年子どもたちと摘みに行ってジャムにした桑の実も、もう懐かしい思い出にするしかないのかな。


たくさんのひとびとが、いろんなことを 涙を飲んで諦めなければいけない世の中・・・。明らかに間違っているよ。
こんな間違いがもう二度と起きないよう、一刻も早い全廃炉を! と、ひとりひとりは小さくても声をあげよう。

気持ちを持ち続けることがたいせつ。。。と、自分にも言い続けよう。
基本的に温厚な日本人は、つい怒りを置いてけぼりにしてしまいがち。 
仕方がない・・・と諦めることなく、憤る気持ち、疑問を追求する気持ちを忘れずにいたいものです。

 


 


サイエンス・フィクション

2012-09-06 | essay



UFO出現!!


だったら面白いのになあ。 

うそ。ガラスに映った照明でした!

先日久しぶりに「E.T.」を観た。娘にも観せたかったから。
やっぱり、いいねえ。これぞ、ザ・ハリウッドムービー☆って感じ?
子どもたちが大人たちを出し抜くとこが面白いんだなあ。

小さかったドリュー・バリモアもすごくかわいい。このひと、今もすきな女優のひとり。

この映画の公開当時、わたしは高校生。連日めちゃくちゃ混んでいて、
ともだちと新宿の大きな映画館で立ち見で観たっけ。あの子はどうしているだろうな。

そういえば、あの辺りの映画館も今はもうなくなっちゃったね。

SF映画はあまり観ないけれど、
昔、SF好きなともだちに、観ろ観ろと勧められて観た
「ブレードランナー」は、結構すきだった。

本物みたいな近未来の映像。なんだかせつなさの漂う映画だったな。
久しぶりに観てみようかな。
80年代に観たきりのあの映画、2012年のいま観たらどんなふうに感じるだろうね。






笑い飛ばしてくれるひと

2012-09-05 | essay




突然雲がぐんぐん流れて、お日様にテカーッと照らされたような 晴れ晴れとした気持ちになるよ。
太陽みたいなあなたが笑い飛ばしてくれると。
おかげでわたしの雨雲はどこへやら吹っ飛びました。

電話がなった時、タイミングよく「When The Morning Comes」も流れていたんだ。

だいじなともだち。。。 ありがたいことです。


 


映画「ジョンとメリー」

2012-09-04 | 映画 のこと

 


映画「ジョンとメリー」  1969年アメリカ映画

恩師T先生の一押し映画DVDを貸していただいて観てみた。

なんて洗練されたオシャレな映画。
40数年前の映画なのに、全く古臭く感じず、モダンな内装やオシャレなキッチン・ツールなどなど、
そのまんま住みたいくらいステキだ。

主演はダスティン・ホフマンとミア・ファロー。
お洒落なアパートの一室で繰り広げられるシーンは、上質な二人芝居を観ているよう。
出逢って一夜を過ごし、朝を迎えたふたりの、さりげないけれど探り合うようなコトバのやり取りと、
ナレーションのように入るホンネの「こころの声」が面白い。

ミア・ファローは、ウディ・アレンの映画でしか見たことがなかったのだけれど、
若い頃の彼女はとってもキュート。
映画の中の、白いレースの襟のついた茶色いワンピース、欲しいくらいめちゃカワイイ!
今の女の子が着ても全く違和感なさそう。

カメの甲羅を歯ブラシで磨くシーンにとっても親近感が湧く~。
(うちのイシガメのカメオも、歯ブラシで磨いてやってるのはいつもわたし!)

ほっとするハッピーエンドがとてもよかった。。。
すてきな映画をありがとう~ 先生!


この映画の中のふたりもそうだけれど、ひととひとの出逢いはつくづく奇跡だなあ。ってこの頃思う。

ひととひとが出逢って、一緒になっても、すれ違ってしまったとしても、どちらも過ごした時間は本物。
幻のように思えても、ちゃんとそこにあった真実。

せつない想い出だとしても、それはそれで、あとから振り返ってみれば、
人生の幅を拡げてくれた貴重な経験なんだよね。

誰の中にもある、あんなこと、こんなこと。 
昔の恋のあれこれをちょっと懐かしく思い出してみることって、こころの温度が仄かに上昇する。
これは・・・! 案外、ストレスとアンチ・エイジングに効果アリかもしれません!?

 うちの「シェイク&フー」




月の魔力

2012-09-03 | essay

   月に魅せられる。

  

               

月を見に行ってるんだか、ウォーキングにいってるんだか。
どっちでもいいや。一石二鳥。

月に こころをぴかぴかに磨いてもらって一日を終えよう。







talking to myself

2012-09-03 | essay



人間、誰の中にも善と悪が混在しているものだけれど、どんな時でも[善]でありたいと願う気持ち。。。

楽観的な思考が、時にひとを傷つけることだってある。

ほんとうに苦しんでいるひとのこころの深い痛みに気づかず、
押されたくない背中を、気楽に押してしまってはいまいか。

どうってことないさ。と、笑って楽観視しているうちに、
事態は実はさらに悪化しているってことも、ないとは限らない。


どんな状況下にあっても、なるようになるさ と、いくつもの波を乗り越えてきた。
これまで 持って生まれた楽観的思考に助けられて生きてきた。と、理解していたのだが・・・。

わたしはここで、立ち止まって考える。

  ほんとに わたし、これで いいのか? 
  「楽観」は、実は逃避の隠れ蓑ではなかったか?
  
善でありたいと想うこころに、[偽善]はほんとうにこれっぽっちも含まれていないのか?


46歳の自問。答は見えず。
答えが降りてくるのはいつだろう?
あ、これもまた楽観なのか!? 答えは苦しんで探すもの? 降りてくるのを待っててはいけないの?
オトナになったって、難しいことはいっぱいある。

本能と直感だけを頼りに生きてきたばかりに、運まかせ、天まかせな癖がついちゃったんだな。きっと。

それはわたしらしさ。と言い切っていいものなのか・・・?

ちょっと、きもちを仕切り直してみよう。






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