時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

くもり空の下。吉祥寺の一日。 

2012-11-12 | essay

   

前日の運動会の青い青い空とはうって変って 

寒い寒い冬空のもと、てづくり市「青空個展」に出店してきました~。
手づくり仲間のR師匠とKテンチョーも一緒なのでたいへんココロ強い!


  吉祥寺PARCO 屋上広場。

雨の予報のせいかキャンセルの出店者さんも多く

以前お邪魔したときよりも、ちょっとがら~~んと寂しい感じではありましたが・・・。

いろんな作家さんのてづくり作品に刺激をもらえて、とても勉強なりました。

あたらしい場所。あたらしいひとびと。
作品とひと も これまた縁。

わたしの創ったバッグをどこかの街でどなたかが持って歩いてくださる・・・って、うれしいこと。

どなたかのお気に入りとなって、ちょっとたのしい気分になるお手伝いができるとしたら・・・
つくり手としてはこんなに嬉しいことはありません。

雨模様も、この日はきっちり予報通り。終了後の搬出作業が終わる頃に小雨がぱらぱらと。
雪でも降りそうなくらい寒い一日だったけれど、途中で降られることもなく楽しい一日となりました。

とってもかわいい焼き物をみっけ! 

この栗のようなかたちと、この色合いにホレました。
栃木*益子焼だそうです。とってもすてきな女性の作家さんの手びねり作品です。  ( 「水上窯」さん )


また、あたたかい季節になったら屋上も気持ちがよいことでしょう!
その頃にまたお世話になることにいたしましょう。





朽ちてゆく家

2012-11-09 | 古い建物 のこと



こういう光景に出逢うと、つい立ち止まって眺め入ってしまう。

草木に覆われるがままの やさしい老人のような家。

昔の家は土壁や木で造られているから このまま静かに朽ちていったとしても
とても自然なことのように思われる。

かつては賑やかだったのかもしれない家屋も、今はひっそりと思い出だけを包み込んで静かに佇む。

そうっと中に入って、
10分間だけでもいいから静かに座って 内側から「家」の想いを感じてみたいな。








地中の奥深く。

2012-11-08 | essay



先日、太平洋戦争時のアメリカ軍の不発弾が発見された・・・
というTVのニュースを見ていて思い出した。

20年くらい前、戸越銀座の駅の側で工事中に不発弾が見つかり、
近くのアパートでひとり暮らしをしていたわたしも避難対象者のひとりとなった。

警察だったか、役所だったか、公務員のひとが、処理当日の行動予定を確認しにアパートにやって来た。
前日から姉のアパートへ避難すると言うと、その住所まで書き取っていった。
住宅の密集する地域だから全世帯全員の避難を徹底させるのはたいへんなことだったでしょうね。

東京の街の片隅のアパートにひとりで暮らすものとしては、
もれなく避難住民の対象とされたことを
なんとなく心強く感じたことも覚えている。

不発弾は無事処理されたわけだけれど。
その夜、ニュースに映った掘り出されたアメリカ製の爆弾を目にした時、
遥か昔の映画の中のことのように思っていた「戦争」を
20代半ばにして初めて、リアルに身近に感じたことを思い出す。

不発弾の映像に東京大空襲を思い、こころを痛めながら見ていたひともたくさんいらっしゃることだろう・・・。

今 目の前にある現在の風景にも、目には見えなくてもちゃんとそれぞれ過去の歴史が刻まれている。
自分が今、見ている風景は、長い長い歴史の通過点の一点にしか過ぎないんだよね。

今、地上に居るわたしたちだけのものじゃないこの世界。
地中の奥には、何が埋まっていることやら・・・

日々蠢いて生きている地球。
大飯原発敷地内の活断層の問題。。。学術的な議論なんて決着がつくわけない。
立ち位置が違えば、それぞれの見解に違いがあるのは当たり前。
きっと双方が正しいのでしょう。

それでも、疑わしきは即停止!
って潔くズバッと決断をするのが原子力規制委員会の役割なのでは!??




 


アンティーク・カフェ 

2012-11-07 | 古い建物 のこと




先日、川越での陶芸教室の後、何度か寄ったことのあったアンティーク店に
ともだちと行ってみたら、いつの間にか店内にカフェも出来あがっていた。

「CAFE1925」 こだわりのItalian coffee が美味しかったな。
アンティークの家具と、裏庭の見える開放的な席が気持ちよかった~。

裏庭の木に、メジロも飛んできて、ぽかぽか長閑な秋の昼下がり・・・
ちょっと遠くへ小旅行にきたような気分。

川越はとても和やかな いい街です。






はっぱの時間。

2012-11-06 | essay









いつの間にか、陽だまりを選んで歩いている自分に気づく。秋なんだなあ。
日陰に入るとほっとしていた暑い暑い夏の日はつい昨日のようなのにね。


たまにはね、木やはっぱや空を眺めて、ぼ~~~~っと思考を止めるってことも必要だ。

時々、時間に置いて行かれそうになるけれど。

ま、そういう時間もアリです。



 


七度目の秋の花。

2012-11-05 | essay



この季節、ここへ来るとコスモス畑が一面に広がる。

抜けるようなみずいろの空。透けるピンクのはなびら。。。
この場所を、こうして ココロ穏やかに眺めることができるようになったのは

わたしにはスゴイ進歩なんだ。

ここは 母がすきだった 思い出がいっぱいの場所。

いまでも、時々とても会いたくなるけれど。 

母がわたしの中に残してくれたもの。 目にはみえないたいせつなこと。。。

わたしの中に、それらがちゃんと息づいていることが
この頃やっと、だんだん わかってきたんだよ。
とても時間がかかったのだけれどね。


だからもう ダイジョウブだア~。 

たいせつなひとを喪って、今ダイジョウブじゃないどこかの誰かが、もしも偶然このページを開いてくれたなら・・・
今は、石のようにココロが固まってしまっているとしても、
まるきり先が見えず想像もできなくても、いつかはその痛みと苦しみが少しずつ溶けて、
「 ダイジョウブ 」って思えるようになる日が必ずくるよ~。   って 伝えたいなあ。







きもちのいいCAFE

2012-11-04 | essay



先日 西洋館を見学した帰り、カフェの達人Kさんに連れて行ってもらったお店は
とってもきもちのいいCAFE。

西武池袋線・入間市の駅から歩いて15分くらい?ちょっと遠いけど道は分かりやすい。
MUSIC CAFE  SO-SO 



  おいしいケーキとカフェオレ。そしていいおんがく。

高校生くらいに戻って、学校帰りに毎日入り浸りたいようなすてきなお店。
そんな頃に こういう空間に触れるチャンスがあったなら、いろんないいおんがくと出逢えて世界が拡がるだろうなあ。

    いいね~!この窓。

よく見れば、なんと ベッドのスプリング!アートですねえ。なんとも素晴らしい着想とセンス。

  カフェ 「SO-SO」 

昼間はお茶が飲めるし、夜にはお酒も飲めていろんなアーティストのライブも行われているのだそうだ。

また行きたいな~♪♪♪ 



 


メトロポリタン美術館展@東京都美術館

2012-11-03 | 展覧会・アート のこと

 

そうそう、少し前にメトロポリタン美術館展へ行ってきた。中2息子を道づれ。

絵画だけではなく、遥か古代のエジプトの像や大皿や、仮面やらタペストリーやら
見どころぎっしり、といった感じ。(男子中坊にはちょっと退屈だったようだけれどね)

わたしは、だいすきなT先生のすきな画家ジョン・コンスタブルの絵に初めて対面できたし、
最近ちょっとお気に入りのライスダールの空の絵もあったし、
「自然」がテーマだけあって 好みのものが多かったなあ。

写真のエリアでは、ビル・ブラントの「キュー・ガーデンの夕暮れ」に釘付け。

鳥のエリアでは、「ネクタネボ2世を守護するハヤブサの・・・」のハヤブサ像に惚れた~。カワエエ。

この展覧会の目玉とされるゴッホの「糸杉」は、かなり 病み が感じられる時期の絵なので
すごく圧倒されるけれど・・・・・・。 ゴッホのこころを想うと、ちょっとカナシイ絵だ。
もう一点あったゴッホの「歩きはじめ、ミレーに拠る」のほうがすき。

今回、なんだかとっても気に入ったのは・・・ 

モネの「マヌポルト」という大岩と波の絵。 モネの絵で、こころを惹かれたのは初めてのこと。

ミレーの「麦穂の山」もきれいだった~。

よっぽどじゃないと、図録は買わないので、いろいろ載ってるクリアファイルを購入~!

 こうして見ると、ひとつひとつ思い出せるものだね。

そうそう。 「テーブルを組み立てる猿のガラス板」っていう1500年ごろの小さなガラス絵、おもしろかった~。
1500年だよ!よくも薄っぺらいガラスが割れずに今生まで残っているものだ。
しかもすごく風刺が効いていて斬新なデザイン。( ↑ 糸杉の上のタイガースカラー!) 

NYに行く予定はまったくないので、こうしてTOKYOで観れるってとってもありがたいね。

メトロポリタン美術館展 2013年1月4日まで。(平日は全然混んでなかったよ~)



もらいヨロコビ。

2012-11-02 | essay



もらい泣きってコトバはあるけれど
もらい喜び。ってコトバはないよねえ。

でも、ひとがしあわせそうなのを見ると
「もらいヨロコビ」しちゃうよね。
なんだか、一緒にこころの温度 あげてもらえちゃう。

もうひとりのムスメ同様の Kちゃんからの電話。
あれ?なんだかいつもよりワントーン明るいよ?

19歳 大学二年生の彼女は、とても利発で行動力のある子。
この前会った時には、ワーキング・ホリデイに行きたいから休学するかもって言いだした。

いいじゃん、いいじゃ~ん!

わたしは昔、行こうか迷ってるうちに結局時期を逸したクチなので
思った時に行っとき!! って背中を押した。

あれからちょっと考えを変えて、とりあえずはひとりであちこち旅に出てくるという。
「12月にロサンゼルスにひとりで行ってくるね。もうチケットだけは買った!」と嬉しそうに話す。

その行動力、気持ちがいいくらいだよ。
彼女の母、わたしの心友だったアノ子が空の上で聞いていたらあれこれ心配するだろうな。
でも彼女もきっと賛成ね。


それにしても、華やいだその声はそれだけじゃないテンションだよ?
と、思ったら 新しい彼氏もできたんだ~と言う。バンドの先輩。ライブで一度見かけた男の子だ。

いっぱいいっぱい恋も、旅もしておおきくおおきく膨らんで詰め込んでおいで。

あたらしい恋と、知らない国への一人旅の期待感が
そのまんま わたしのこころにも流れ込んで、なんだか一緒にワクワクしちゃうよ。

しあわせの伝染。「もらいヨロコビ」です~。

   


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