時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

映画 「レ・ミゼラブル」

2013-02-08 | 映画 のこと

 

先日、映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。

これはこれは。まさに大作ですね。
映画館で、無になって、スクリーンの向こうの世界にどっぷり入り込んで観ることをお勧めします。
そして、ミュージカルに抵抗のあるひととかは・・・、観ない方がいいかも~(?)
すべて、演技をしながらの生録音らしいのだけれど、
《ちょっとちょっと!くるしそうよ~》感の拭えないシーンも正直ありました。
それでも、もちろん感動のストーリー、涙なしには観れません。

それにしても、ヒュー・ジャックマンのジャン・バルジャンは格好良すぎかな。
いやはや~、泥まみれでも男前です。
ラッセル・クロウのジャベールは、なかなかのハマり役。無表情な中にコワサがありましたね。

驚いたのはファンテーヌを演じたアン・ハサウェイ。
可愛い役柄の多い彼女が、そこまで・・・!?というような汚れ役を演じるとは・・・。
痛々しいほどの熱演でした。

去年、担任の先生が読み聞かせてくださって
ジャン・バルジャンブームだった五年生の娘を連れて行こうかどうか迷い、
既に観に行っていたともだちに訊いてみると、
「長いよ~。2時間半字幕追うのはキツイかもヨ」と言われ、止めておくことに。

いやはや。連れて行かなくてよかった・・・。
まだ内面もとっても幼いうちの娘には、見せたくないような惨いシーンも多すぎました。

本から湧きあがる自分の中のイメージと
スクリーンで目の当たりにする映像とでは、パワーの強力さが違うものね。
時に、映像も暴力になるもの。。。

もう少し大きくなって、観たくなってからみてね~。

          

 


青い針刺し

2013-02-04 | essay



たまたま、使い続けて
そういえばず~っと持ってるってモノが
わたしには多いらしい。

五年生の娘の、学校で購入した「裁縫セット」を見ていて、
わたしがいつも使っている針刺しも、そういえば五年生の時の
裁縫箱に入っていたものだったよ・・・と改めて気付いた。
今も使っている持ち手が朱塗りの裁ちばさみもそうだ。もうあまりよく切れないけれどね。

10歳のころなんだねえ。
わたし、この青いフェルトでできた四角い針刺しに
なんと36年もお世話になっているのねえ。
まったく思い入れもなく、使ってきたのだけれど
改めてまじまじ眺めると、なんだか愛着が湧いてきたよ。(いまさら~)

キレイにしてあげよう、と針を全部外して、糸ぼこりを取っていたら
なんだか、中にゴツゴツとした感触が・・・。
もしや?と押してみると、痛っ!と指に刺さる。
絶句。かなりの数の針が針刺しの中に飲み込まれていることに気付いてしまった・・・!

なんと、この積年の間にこの針刺しが飲み込んだ針の数・・・・・。おそろしや~。

「針は数えてから使い、仕舞う前にはもう一度数を数える」って
教わったことだけはちゃんと覚えているのですがね~~。

ものはたいせつに~! でもたいせつにし過ぎてしまいこんじゃダメね~。 

 

 

 


ROCKの効用

2013-02-02 | MUSICのこと



ブルーなこころのトーンを 今すぐに変えたい時には、
わたしはイヤホンで音楽を大音量にして聴く。
ノリのいい曲は、即効性のあるこころのカンフル剤。
テンション めちゃ あがります。

近頃マイ・リバイバルなお気に入り処方薬曲は、
Earth, Wind & Fire の [September] 
なぜ今アース、ウィンド&ファイアー!? かというと。
先月観た映画「最強のふたり」で久しぶりに聴いて
なんだか懐かしくなってipodに入れたばかりだから!

だいすきなBlues Brothers版 [監獄ロック Jailhouse Rock] も効果大!


この前、なんだかぶすぶす燻っている次男坊に

 「あんたには、ROCKが足りん!!」 

と、イヤホンをつっこんで 大音量の「監獄ロック」を聴かせると・・・。
10秒も聴かずに 「ふるくせえー」 と ひと言。 ぐうの音もでませんな。


君のタマシイの琴線に触れることができるものって、なんだろうね。
この先、きっとそういうものに出逢える日がくるよ。

でもさ、いろんなドアを開けてのぞいてみなけりゃあ、その中にあるものを見逃しちゃうよ?
いろんなドアを開けて外へ飛び出してみなけりゃあ、出逢うべくひとにも出逢えない。

14歳と3カ月。君のジンセイ、まだ始まったばかり。

いつでもどこへでも君が飛び立てるように、ハハはひっそりと後ろで応援歌流しとくよ。
背中を押して欲しいときには、力の限り背中を押してもあげませう。

自分の足で自分の道を歩いていけるよう、「家族」のいる今のうちにしっかりパワーを蓄積!!だよ。






ブリューゲル「死の勝利」の語るもの。

2013-02-01 | 展覧会・アート のこと



絵画の展覧会は、すきでよく観に行くのだけれど、
その時点ですごくこころを惹かれる絵もあれば、
なぜか後から、ふいにこころに甦ってくる絵ってものもある。

ほんとうは、どっちに より惹かれているのだろう?
潜在意識の中では後者の方により強い印象を受けているのかもしれない。

12月に観に行った「リヒテンシュタイン展」
そこで観た、ブリューゲルの「死の勝利」

夥しい数の骸骨と生きた人間の戦争。
せめぎ合い殺し合いが、大きな絵の中、こまごまとぎっしり描かれている。

ちょっと近寄り難くてあまりじっくり観なかったのだけれど
なんだかおどろおどろしさの中に滑稽さも感じるその絵は、一度観たら忘れない。

いくら抗おうと、生を得た以上、人間には決して勝つことはできない「死」
「死の勝利」
日ごろ考えずにいるけれど、明らかな「真実」を物語る絵なんだね。

人間は致死率100%ですから。 以前解説者の方がこの絵についてそう話していたことを思い出す。

だからこそ、いかに生きるか。どう生きるか。
ブリューゲルの絵が問うもの。。。

流れる日々の中、ちょっと立ち止まって考える時間も必要ですね。






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