先日母親の法事が終えたあとに、よく晴れた五月晴れの午後の時間が空きました・・・
今年は年頭から忙しくて、なかなか時間が取れなくて以前から訪ねてみたいところがありました。
私鉄を使って都下の一時間もかからない場所なので、母親からいただいた時間だと思い出かけてみました。
都下と言っても新宿区の中心部から外れた落合の近辺です。
大正から昭和にかけて、多くの文人墨客、画家が多く居住していました。
私の好きな佐伯祐三、中村彝、松本竣介もこのあたりに居住していました。
むろん一世紀も前の事ですから、たぶんあたり一面は雑木林とか麦畑だったと思いますが。
佐伯祐三や中村彝のアトリエ跡は記念館として残って保存されています。
久しぶりに、自分の時間を持つことが出来て、年頭から瞬く間に過ぎて行ってしまった時間を振り返ることが出来ました。
若いころに好きだった画家のアトリエ跡を訪ねることが出来て、また絵画を鑑賞するときに、若いころとは違った鑑賞の
仕方をするのかもしれません。
母からいただいた時間をあらためてありがたく思いました。
合掌