トロピカルと聞くと、常夏の果物とか、熱帯地方の気候風土を想像してしまうと思います。
アマチュア無線家としては、もう半世紀前に聞いていたSWLの端くれとして、トロピカルバンドと聞くと懐かしく思い出します。
周波数としては、2.3Mhz~3.4Mhz、波長では120~90mの雷などの空電を避けている中波放送の周波数だったでしょうか。
いまでも、このトロピカルバンドというと、ラム酒を飲みながらQRHを感じながら聞いていた記憶があります・・・
長じて、天体観測をはじめた頃に、双眼鏡を購入した時に、トロピカルタイプというのがありました。
単純に言えば、双眼鏡の対物レンズと接岸レンズの間に窒素ガスが充填されていて、「防水タイプ」になっているだけのことでした。
でも、「トロピカル」と名称がついているだけで、気分は「熱帯用双眼鏡」でした。
でも、最近は若い年代の職場の方たちと飲みに行くと、「トロピカルドリンク・・・」というのがあり、簡単に言えば、熱帯系のジュースの
ウオッカ割りなのです。
還暦過ぎの爺さんは、トロピカルバンドの中波放送を聞きながら、双眼鏡で夏の星空を眺めながら、トロピカルドリンクで一夜を過ごしたいと
暑い夜を過ごすたびに考えてしまいます・・・