今日は、世間で言う土用の日でした。
マーケットに行くと、大陸産のウナギのレトルトものが大変高いお値段で販売されていました。
拙宅では、食べる人はいません・・・・
早暁のラブラドル犬の散歩が終わり、ポストに朝刊を取りに行ったところ、アブラゼミの抜け殻がなんと8個もありました。
息子たちが拾ってきた、ビワとギンナンの種から大きくなった木に目の高さに8個もの抜け殻がぶら下がっていました。
イチョウとビワの木の地面を見ると、親指が入りそうな穴が4つほどありました。
昆虫学では、一般的にアブラゼミは7年ほど幼虫の期間を不完全変態で過ごします。
親が樹木に産卵して、幼虫となり樹木から地面に潜りこみ、6年目の夏に羽化して、成虫の1週間から1ヶ月の成虫期間を経て、生殖行為をして終わるのが、生態のようです。
そうすると、今年の拙宅の抜け殻は、東北大震災前々年に産卵された、アブラゼミ達ということになります・・・
そういうことを考えると、なんだかたかだか8個の抜け殻ですが、愛おしく感じます。
拙宅の猫の額の庭の木に産卵されて6年も我慢していて、息子たちの成長や、数多くの夫婦喧嘩を聞きながらアブラゼミの成虫になって、今年の夏を謳歌している・・・
玄関脇のアブラゼミの8個の抜け殻ですが、人生の時間の経過を重ね合わせると、なんだかただの抜け殻とは思えなくなる今日この頃です・・・