拙宅では大型犬のラブラドル2頭と捨て子猫2匹を飼養しています。
当然ながら家人の鼻は適応順応して動物臭は慣れてしまいました。
多分我が家以外の方が来たら、さぞ動物臭が充満しているのではないかと思います。
私も既に十分なくらいの加齢臭を放っていると思いますが、多分それよりも動物臭の方が勝っていると思います。
8月はいろいろな会議や講義、加えて打ち合わせで週3回ほど都内に出かけていました。
ここ何年か気がついていたのですが、今年は猛暑・酷暑が二ヶ月も続いていたせいか顕著な事に気がつきました。
他人とすれ違うたびに「臭いのです!!!」
都心のターミナル駅で乗り換えのために地下のコンコースを歩いていると物凄く感じるのですが、「臭いのです!」。
特に若い男女が顕著です。
もう半世紀も前ですが「風呂なしの西向き四畳半、半畳の台所付き、共同トイレ2万円」なんてアパートが存在していた頃は、秋葉原のラジオデパートですれ違うと「この匂いだな・・・」というのが判りましたが、今の臭いのは違うのです。
独断で分析すると、多分食生活の変化が体臭に出てきているのではないかなと思います。
もう30年以上も前のことですが、ヨーロッパ出身の友人と岩登りに出かけてビバークした事がありました。
幸い私のツェルトを持参していたので岩陰にツェルトを張り夜半を過ごしました。
1時間も経たないで私はツェルトから頭を出してしまいました。
彼も頭を出していました・・・
私はツェルトの中が「チーズ」臭くて、彼は後で聴いたところ「納豆」臭くて・・・
食べ物は体臭に出るのかなとその時思いました。
それにしても、「臭い!」のです。
犬猫に限らず動物の大多数は、嗅覚である程度の危険予知だとか、仲間だとか、生殖をコントロールしています。
人間は雑食だからと友人は話していましたが・・・
だんだんと都内に出ると臭いにおいに洗脳されてしまいそうです。