LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

荻生徂徠の「政談」を読んで・・・

2019年12月11日 08時17分05秒 | 歴史探訪
ここのところ就寝前の読書で荻生徂徠の政談に夢中になっています。
爺がそんなもの読んでどうするんだ! との意見がありそうですが・・・

荻生徂徠に興味を持ったのは高校生の時でした。
当地の古文書を読んでいたら、私の実家の地先にしばらくの間居住していた記録がありました。
当時の城主であった柳沢吉保に仕えていたためだと思います。

元禄9年の荻生徂徠がまだ三十路に入ったばかり、今から数えること300年以上も昔の出来事です。
こんな田舎から、江戸城の徳川綱吉に拝謁しに出かけたのかと思うと、昔の人たちの脚力には頭が下がります・・・

その荻生徂徠が書き著した「政談」ですが、300年前の江戸時代の徳川幕府の時代背景と現在の日本の政治経済状態があまりに相似していて、驚くばかりです。
社会状況、住民の自治の在り方、武士階級の堕落、士農工商の階級社会のヒエラルキーの在り方・・・

現役時代に購入して書棚に積んでおいたのですが、テレビや雑誌・新聞を熟読するよりはよっぽど面白くてたまりません。
人間の成せる業は、300年昔も現在もなんら変わりがないのですね。
技術の進歩進捗はあっても、人間の存在のあり方は全然進歩がありませんね。

当たり前の事ですが・・・
朝からまた爺の戯言でした。

今日は暖かそうなので、寒くなる前に梯子タワーに短波帯のアンテナを取り付けましょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする