LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

Nikon F 機械遺産認定・・・

2020年08月01日 18時54分59秒 | 写真
今日の夕刊を眺めていたら、小さな囲み記事で「国産一眼レフ機械遺産認定 日本機械学会」とありました。

NikonFと言うと、大学に入学して始めた製鉄所で時給350円のバイト料で購入したカメラでした。
このアルバイトは、梅干しと塩がバイト代になったような二ヶ月でした・・・

当時、写真を撮りたいと妙に感じていました。
以前にもブログに書きましたが、前の年の秋にアサヒカメラにユージンスミスの水俣の記事が出て、フォトジャーナリズムの分野が気になりました。
レンズは35mm/f2、フィルムはトライXの100フィート缶を購入して詰め替えて、現像はD76を20℃の7分現像でしたか・・・
いまでも当時のフィルムは屋根裏の一斗缶に乾燥剤と眠っていると思います。

ASA400トライXの荒い感触の増感処理が好きでした。
あのころに撮った日本の国内の街の写真が荒い現像処理で残っていると思います。
夜行列車で水俣の街にも何回となく行きました。

ユージンスミス氏に逢いたくて、当時お住まいだった原宿のセントラルアパートにもお邪魔しました。
すべて、若気の至りの思い出です。
もう、半世紀前の出来事でした。

なんだか、そんなふうに使っていた写真機が機械遺産認定になってしまうと、私自身も人生リタイアかの烙印を押された感じがします。
そうそう、学生時代に使用していた化学工学用の計算尺も博物館に産業遺産として陳列されていましたっけ。

やはり、もう人生引退の時期なんですね・・・
コメント
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