LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

アメリカの青、フランスの青・・・

2020年08月12日 16時33分05秒 | 文房具
ここのところPCに向かって文章を書くのも(打つのも)面倒になり、久しぶりに万年筆を出してきて書いていました。
やはり、文章を書くにはPCではなくて、万年筆がいいのです。

滑らかに書きやすいジェットストリームもいいのですが、やはり思考を文章にするには万年筆が必要なのです。
数式を交えながら計算するには、ステットラーのシャープペンシルに三菱の4Bにしていますが・・・

現在使用している万年筆は革製のペンシルケースに4本入っているのですが、高校生の頃からもう半世紀も使用しているモンブランが2本と20年ほど前に仕事が成功した記念にと自分に、プレゼントしたパーカー、それにリタイア記念に購入したラミーがあります。
 高校生の身分でモンブランなんて贅沢ですが、1本は父親から貰った細字、残りの1本は大学の合格祝いに母親の従姉妹の叔母にいただいたものでした。

 4本ともに、いわゆるカートリッジ式のモノではなく、ネジ式のスポイトでインクを吸引するオーソドックスなタイプなので、使用しなくても1ヶ月に1回はインクを出し入れしていました。
パーカーのものだけは、インクが古いので濃縮されてしまったのか、どうもインクの出が悪くて、困りまた。
もうそろそろインクも買い時かと思い、市内にある丸善に出かけて購入しました。
歳を重ねてきたためか、同じ青でも明るい青が気分的に好きになりました。
店員の女性にパーカーの一番青いインクをくださいと注文したら、以前とは異なるボトルのインクを出してくれました。
箱の横書きには、フランス製とありました。
確かパーカーは元々はイギリスでしたから、アメリカで大々的に販売して、大戦後に進駐軍と共に日本に進駐してきたものですから、グローバルな時代ですから、そうなのかなと思いました。

とりあえず、インクのボトルを購入して、半日かけて洗浄して乾燥させてあるパーカーの万年筆にインクを入れて試し書きをしてみました・・・

そうしたら、なんともう半世紀前に父親が使用していたパーカーの万年筆のあの青空に似ている色でした。
私が長年使用していた青はどちらかというと、ブルーブラックに近い色彩でした。

でも、製造国がフランスと書いてありました。
フランスの青は、こんな青い色なのかと思うと共に、父親が夜遅くに炬燵でノートの様なな日報に書いていた、あの青さを急に思い出しました。
コメント
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