還暦を迎える身としては、三十数年間の宮仕えを終えることを考えると、「もう貴方はこの社会では必要がありませんので・・・」と戦力外通告を受けるような気がします。
身体の定年と、心の定年が同期していないような気がします。
まだまだ、いけるのではないか・・・と思いますが、最近歩いていると、たいした事のないところでつまづいたり、転んだりと思っていない老化が進んでいます。
記憶力も落ちてきたし、人の顔を思い出すのですが、名前が出てこない!
先日、仕事場の回覧パンフレットを見ていたら、来年の3月末に、大好きなバッハの「音楽の捧げ物」確か、BWV1087でしたか?のコンサート予定がありました。
三十数年間の自分へのプレゼントとしては大変些細なことなのですが、自分へのご褒美と思い、予約の電話を入れたらまだ席の空きがあるとのことでした。
配偶者と私の分二枚を予約しました。
このバッハの演奏は同一主題によるフーガとソナタとカノン構成されている、バッハがライプツィヒ時代の代表的な教会音楽です。
カールリヒター版がディスクでは有名なのでしょうが、今回は鈴木雅明氏のコンサートです。
4ヶ月後のコンサートが楽しみです。