:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ アメリカレポート ボストン-②

2012-05-23 16:25:40 | ★ シンフォニー《アメリカリポート》-1

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アメリカレポート ボストン-②

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魂の洗濯に相当する「赦しの秘跡(懺悔)」のシャワーを浴びて霊的にさっぱりしたたあと、一同がまず手掛けたのは、主としてスペインとイタリアから(しかし、少数ながら東欧やアジアからも)駈け参じたオーケストラとコーラスのメンバーの合同練習だ。何回に亘るか予想の立たないこのアメリカツアーシリーズのブログだから、まず手始めにそのメンバーをひと通り紹介するところから始めよう。


先ず 若い指揮者のパウ・ホルケラ スペイン人

清楚で 無駄な動きも ナルシズムもなく 的確で 力強い さすがキコのおメガネに叶っただけのことはある 

 

  

お友達を紹介しよう

左からジャネス神父 旧ユーゴスラビア国立放送管弦楽団の第一ヴァイオリンを弾いていた プロ中のプロ 私の仲良し

このあとニューヨークに行ったとき ジュリアード音楽院の前で 「少年の頃 僕はここに留学したかった」 とふと私に漏らした

真ん中が 「マヌ」 こと マヌエル神父 高松の神学校に入ったが 去年故郷のヴァレンシアで司祭になり(このブログで紹介済み)

宣教師として今ヴェトナムに派遣されて働いている 日本での宣教を夢見ながら・・・

右が アルド神学生 今私と一緒にローマの神学院に住んでいる ジャズトランペットが得意


  

ホルンのお嬢さん(楽器だけ写っている)はシンフォニーでソロを吹く 音が甘く柔らかい オーボエ ファゴットもいる

コントラバスの間に白いチェロのハードケースがとぼけた顔で立っている


  

全体の編成のバランスとしてはヴァイオリンの人数がやや足りない ハープは ここと言うところでソロを決める


パーカッション ティンパニーの他に トライアングルも 小太鼓も NHKのど自慢の鐘の叔父さんもいる


   

フルート8人は多すぎる 私も入れてもらえるはずだったのに・・・ コーラスはまずまずのバランス バリトンのソロはいい声だ


それにしても、なんで練習場の体育館の床の上に餓鬼どもがごろごろいるの? 実は、このほかにも泣いて練習の邪魔をする恐れのある乳飲み子たちが、乳母車と一緒に別室にぞろりと控えているのだ。若い母親がオーケストラかコーラスのメンバーで、お父ちゃんが出演しない場合は彼が・・・、二人とも出演する場合は、若いベビーシッターのボランティア―が一緒にアメリカまで飛んできて、赤ん坊の面倒を見る手筈になっている。

聞き分けのいいお兄ちゃんお姉ちゃんは本国の家でお留守番 ほっとけない腕白たちだけがついてきたのだ


    

空港に着いたときの或る夫婦の姿。大きな楽器の他にミルクを飲む生きたお人形まで連れてきた。しゃがんでいるこのお母さんが、次を妊娠していないという保証はない。舞台に上る若い女性の中には、臨月ま近かのパンパンのお腹を突き出したのも何人か目立つ・・・ということは・・・、既婚の若い女性は全員とは言わぬまでも、二人に一人か、少なくとも3人に1人ぐらいは妊婦である可能性が高いと私はにらんだ。こぶ付きだらけのこんな経済効率の悪い旅のオーケストラ集団は、世界中探してもこのキコの一座を措いては他にないと私は確信する。何しろ子供5人は当たり前。8人だって10人だって13人だって別に珍しくない別世界の話だ。日本にもこのスタイルで繰り込んでくるのだろうか?


左はもう見え見え、右の女性もほぼ間違いない。真ん中の女性だって、しらばっくれてはいるが・・・

考えるだけで もう頭くらくら

(つづく) 

 

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