~~~~~~~
アメリカ レポート
ボストン-①
~~~~~~~
昨日 ナポリの王宮前のプレビシー広場で開かれた
新求道共同体の若者たちの「召命」の呼びかけの集い(約6万人)に参加して
深夜に疲れ果てて戻った (これについてはまた別箇に書きたいと思うが・・・)
今日 やっと時間が生まれたので 印象が薄れないうちに アメリカ旅行の報告をまとめようと思う
《先ずボストンから》
ボストンと言う地名は カトリック教会にとって決していい響きを持っていない
私たちは なるべく早く忘れようと無意識のうちに考えてしまうが
現地に行くと そうも言ってはいられないものがあった
しかし そのことはひとまず後回しにしよう
ボストン郊外のマリオットホテルに入った一行がまず最初にしたことは、集団告白式だった。ここに着くまでの世俗の日常生活における様々な雑音、隣人への配慮の不足、不品行、仲違い、などの諸々の罪を引きずったままでは、このコンサートツアーは清らかな霊的な響きを聴衆に届けることは期待できないという判断からだ。これはただの収益目当ての音楽興業ではない。スピリチュアルなメッセージを届けることが目標の、信仰の旅なのだから。
大広間に集合 壁に沿って座る 皆がギターに合わせて歌う中 先ず司祭同士が互いに罪を告白し合う
続いて フロアーの中央に立つ司祭たちの前に進み出て 全員が罪の告白をして
キリストの代理人である司祭たちから罪の赦しを受ける 全体を仕切るキコ氏も例外ではない
みんな例外なく 一人の罪人として 謙遜に 正直に 若い司祭の前で自分の罪を告白をする
ステージに上がる前に シャワーを浴びてさっぱりする要領で まず魂のリフレッシュと言ったところだろうか
赦しの秘跡が全員に一巡したら 皆で恵みに感謝して キコのギターに合わせて歌う
罪の赦しを受けて 心が清められた者は この旅の間 怒ったり 嫉妬したり 仲違いをしたり
思いやりに欠けたり つまらないことに執着したり 悪い思いや行為に耽ったり・・・
とにかく 罪を犯して心を汚し ツアーを霊的に台無しにしないように 心するのだ
みんなの罪を聴き終え 神の許しを配り終えた司祭たちも ホッとしてご苦労さん と式服を脱ぐ
と
先ずこんな具合で始まります
出だしから一味違うでしょう? この先 どんな具合に展開するか どうかお楽しみに・・・
(つづく)