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天使のこえに背中を押されて
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寒暖の激しいこの頃、しかし、今日はよいお天気でした。その上、北の方から心の晴れるような天使のメッセージが届き、力が湧いてこころ新たにブログと向き合っています。
クリスチャンからもノンクリスチャンからも、老いぼれ神父が「天使の声」などというと、またか!とそっぽを向かれてしまいそうですが、万物の創造主なる神の存在を信じられるなら、それほどばかばかしい戯言(たわごと)、読む気が失せる荒唐無稽な噺(はなし)とも限りません。
今日、5月9日は(オットもう日付がかわってしまいましたか)、たまたま故ヘルマン・ホイヴェルス師の46回目の「偲ぶ会」のひと月前の応答日にあたります。
実は、今年はこのブログに「ヘルマン・ホイヴェルス師を偲ぶ会」の案内を書くべきか、控えるべきか、で迷っていたところでした。
それは、LGBT(性的マイノリティ)に関するわたしの 書評記事 のために、LGBTの推進派とそれに連帯する勢力から、ひどい攻撃を受け、すっかりマークされてしまったからです。
私の身を按じて「今年はインターネットに会の開催を広く周知しない方がいいよ」と親切に助言してくださる人たちがいました。LGBTの過激派の中には何をしでかすかわからない人もいるから、というのが心配の理由です。
他方では、恐れたり、怯んだりしたら、相手の思うつぼにはまることになるから、一切気にしないで自由に行動すればいいという思いも自分の中にはありました。
そして、今日 私の背中を押す「神のつかい」「天使」の「声」を聴きました。
この「天使」は北海道に住んでいる実在の人物で、クリスチャンではありませんが、きわめて健康な判断力の持ち主です。
実は、私は、過去1年近くにわたって、ホイヴェルス師の初期の著書で、今は絶版で読めなくなっている短編随筆集「時間の流れに」の内容に若干のコメントを添えて一編ずつ紹介してきました。実に心洗われるような清々しい名文です。私がブログに連載したのは、今年の46回目の「ホイヴェルス師を偲ぶ会」に間に合わせて、一冊の本にまとめ、それを今年の6月9日に参加者にお手渡しする計画を立てていたからでした。(各篇の内容はこのブログのカテゴリー「ホイヴェルス著 =時間の流れに=」からお読みください)
それが、思いがけず、LGBT論争に火がついて、大勢の人を巻き込んで大騒ぎになり、その対応に追われて、出版の準備が遅れてしまいました。いま、ようやく落ち着いて遅れた出版の準備を進めているところです。多分、今年の「偲ぶ会」に間に合わせて準備しかけていたものよりも充実した仕上がりになって、来年の「偲ぶ会」でご披露できるのではないかと思っています。
コロナウイルスの問題は新しい局面に入りました。世の中では多くのイヴェントが3年間休眠を強いられてきた中で、不思議にも「ホイヴェルス師を偲ぶ会」だけは神様に護られて、一度も休むことなく毎年正常に開催し続けることが出来ました。ほとんど「小さな奇跡」と言ってもいいような幸運でした。
私はコロナの問題を現時点で総括し、ウクライナ戦争と国際情勢の行方を占おうと思案しています。
こんな混沌とした世相に、ホイヴェルス師ならどう対処されるのだろうかを、皆さんとともに考えてみたいものです。
さて、私はすでにゴールデンウイーク直前に以下のような「偲ぶ会」の案内を、これまでの参加者の皆様には郵送しました。今、出席予定者の返信ハガキが届き始めたところです。
このブログを見て興味を抱かれたかたは、どなたでも自由に参加することが出来ます。
ホイヴェルス師の形骸に触れてみたいと思われた方も、〔続〕「ウサギの日記」のご贔屓の皆様の中で「オフ会」の乗りで発信人の顔を一目見てみたいという方も、ご自由に参加してください。
新規ご出席希望者は、お名前、ご住所、お電話番号を書いて、私のメールアドレスまで「出席」のご一報いただけるとありがたいです。会場の準備のためにおよその人数を把握したいと思いますので。
なお、当日の飛び入りも可能ですが、ご来場の際に受付でその旨お申し出ください。
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第46回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」のお知らせ
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昨年、節目の第45回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は無事盛会のうちに開催されました。
予想を上回る50名の出席希望者を迎え、温もりのある追悼ミサに始まり、和やかに予定の時間を越えて無事おわりました。
第40回までは、生前のホイヴェルス神父様を知る世代の皆様が、師を懐かしみ追憶することに終始する会だったと思います。あれから5年、今は「偲ぶ会」の出席者の中に、生前の師を知らぬ世代からも、師の存在を伝え知り、その遺徳に惹かれ、師の宣教師としての働きに学び、自らの信仰のあり方を考え、宣教の使命を見出そうとする信者さんが見受けられるようになりました。
信者も司祭も高齢化し、日々活気が失われていく教会の現状を何とかしなければなりません。宣教のため何ができるか、何を為すべきかを考え合う場としての「偲ぶ会」には大切な使命があると思います。その使命を果たすことこそ、ホイヴェルス神父様が私たちに期待しておられることではないでしょうか。
皆様をご自分の名のもとに呼び集め見守って下さるホイヴェルス神父様に出会い、語り合うひと時となりますように。
記
第46回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」
日 時 2023年6月9日 午後3時より5時半頃まで(ミサと懇親会)
場 所 JR四谷駅(麹町口)1分 主婦会館(プラザエフ)3階「ソレイユの間」
(双葉女学校の隣・イグナチオ教会の向かえ)
連絡先 080-1330-1212;john.taniguchi@nifty.com 谷口幸紀 神父
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