「ピース オブ ケイク」 PG12 田口トモロヲ監督 ☓☓☓
ジョージ朝倉原作の恋愛コミックです。
身近にいる男たちとなんとなくながされて付き合ったり別れたりしている志乃(多部未華子)は引越し先の隣室に住む京志郎(綾野剛)に一目惚れします。友人の性同一性障がいの天ちゃん(松坂桃李)に紹介されたバイトさきのレンタルビデオ店の店長がなんと京志郎だったのです。「こんどこそ本物の恋か?」と心が弾む志乃でしたが、京志郎の部屋には奇妙な性格のあかり(光宗薫)が同棲していました。志乃との関係を疑ったあかりはどこかへ消えてしまいます。志乃と京志郎はうまくいくかと思えた頃、再びあかりの存在がちらついてくるのでした。亡霊のように現われ口うるさく説教する元カレ正樹(柄本佑)やバイト先の同僚(菅田将暉)、新しく始めた天ちゃんが所属する劇団での衣装係の仕事先で知り合った座長などとあれこれ煩わしい関わりを持ちながらも志乃は自分に正直に生きていくのでした。
志乃が自分を分析する心の声に説得力があり、世の男性のみなさまには是非知っておいてもらいたい女心です。志乃を支配しようと暴力を振るう正樹とすぐに別れたのは正解です。暴力男は絶対に☓です。
タバコは、大変残念なことに綾野剛(☓)だけでなく松坂桃李が喫煙(☓)。そのほか座長なども喫煙しました(☓)。特に居酒屋での喫煙場面が多く、「飲食店は禁煙」という常識が浸透していないことにはがっかりです。