「シビル・ウォー」 PG12 アレックス ガーラント監督 米✘✘
近未来アメリカの一部の州が連邦政府から離脱し市民同士の内線の模様をジャーナリストの目を通して描いています。
大統領の方針に納得できないテキサス州とカリフォルニア州は「西部勢力」として武装し政府軍と戦っていました。ジャーナリストのリー(キルステン ダンスト)と仲間のジョエル(ワグネル モウラ)とサミー(スティーブン マッキンリー ヘンダーソン)とともに大統領インタビューをするためニューヨークからホワイトハウスを目指します。3人で出発するはずでしたがリーに憧れているジェシー(ケイリー スピーニー)が紛れ込んできました。
いざ、戦場を巡りワシントンを目指しますが、途中には目を覆いたくなるような惨状が続くのでした。
戦争の愚かさを描く一方で実は王道のジェシーの成長物語です。当初は幼さが残る表情が予想通り締まった大人の顔に変化する演技が見どころです。
実際アメリカは大統領選が内戦みたいなものでこれ以上暴力的にならないことを祈るばかりです。
タバコは、ジュエルなど喫煙者でタバコを回して吸う場面もあり、タバコ的には描かれた未来は戦争同様暗くて悲惨です。