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RANMARU 神の舌を持つ男 蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編

2016-12-13 | 2016日本語映画評


「RANMARU 神の舌を持つ男 蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」 堤幸彦監督 ◯

 舐めるだけで成分が分析できる「絶対舌感」という特殊能力を持つ蘭丸(向井理)が難事件を解決するミステリーコメディです。テレビドラマの劇場版。
 ひょんな事で山形県のさびれた温泉地で行き倒れになった蘭丸はキスをしても(人工呼吸)大丈夫だった女性医師りん(木村多江)に興味を持ちます。そして、その温泉地の宿ボヘミアンで祖父の職業だった三助として働くことにします。そこへ追いかけてきた光(木村文乃)と宮沢寛治(佐藤二朗)と合流します。道路陥没など奇妙な出来事が続いた矢先、地元の青年が死体で発見されます。奇妙な高齢者団体から嫌われているりんが犯人として疑われてしまいます。真犯人を突き止めるため蘭丸の調査が始まるのでした。
 「トリック」を思わせるコメディです。蘭丸役の向井が無垢なイメージで好演しています。「大船に乗ったつもり」と言いたいところを「戸塚に乗った・・・」という神奈川県民しか笑えないギャグなど堤らしい小ネタ満載です。それでも実は地球規模の環境問題を考えさせる内容となっていて、おバカっぽい作品ですが、筆者はこの手の「社会派コメディ」は評価します。
 タバコは、なし。無煙です。ただ、これも堤らしいギャグで「たばこは地元で買いましょう」という宣伝が何回か映りました。


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