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奇蹟がくれた数式

2016-12-29 | 2016外国語映画評


「奇蹟がくれた数式」 マシュー ブラウン監督 英 ☓☓☓

 「アインシュタインと並ぶ天才」とも称されたインド人数学者ラマヌジャンと、彼を見出したイギリス人数学者ハーディを描いた伝記映画です。
 1914年ケンブリッジ大のハーディ教授(ジェレミー アイアンズ)のもとにインドから1通の手紙が届きます。そこには素晴らしい数学的発見が書かれていました。独学で数式を発見しているラマヌジャン(デヴ パテル)を周囲の反対を押し切って大学に招聘します。あまりにも天才的なラマヌジャンはハーディ以外の教授から嫌われます。また、宗教の違いなどから差別をされます。一方、ラマヌジャンは実は結婚していて妻を呼び寄せたいもののある事情からそれができませんでした。
 時代は戦争の時代となり、ラマヌジャンも病魔に侵されていくのでした。
 「どうやって数式を発見したのか」という質問に「女神が教えてくれる」と答えるインド人は当時のイギリス人には理解を超えた存在だったため、その才能が十分に発揮されなかったことが残念です。
そういえば女子学生がひとりもいなかったけれどそういう意味でも差別的な時代だったのですね。
タバコは、ハーディ役のジェレミー アイアンがほとんどの場面で紙巻き、またはパイプで喫煙していました。(☓☓☓)ハーディと常に同じ部屋で研究をしていたからラマヌジャンが呼吸器系の病気になったのかもしれません。


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