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「Diner ダイナー」 蜷川実花監督 ☓☓
平山夢明原作の同名小説を実写映画化しました。
オオバカナコ(大城ティナ)はある事情から30万円の怪しいバイトに手を出したばかりに、闇の組織に売られ元殺し屋ボンベロ(藤原竜也)がシェフとして君臨するダイナーのウェイトレスになります。そこには個性的な殺し屋が訪れます。ボンベロ曰く「生かすも殺すも俺次第」とカナコの自由は全くありませんが、ひょんなことからボンベロが大切にしているあるものを人質にしてしまうのでした。一方、闇の世界では組織の勢力争いから一人のボスが消され後継者選びが白熱を帯びてくるのでした。はたしてカナコの命は?自由は?どうなるのでしょうか。
赤が基調となった絢爛な色使いは相変わらずの監督好みですが、今作ではモノトーンとブルーを対象的に使い多少は幅が広がった気がします。「ダイナー」にしてはあんまり美味しそうなものが登場しなかったのが残念です。素材は溢れんばかりに映っていましたが・・・。
個性的な殺し屋の皆さんメイクなどが過剰で誰が誰やらわからず、吹き出しの文字が一瞬では読めない変文字だったので初めての人が理解できるよう紹介してほしかったです。
教訓、高額バイトには気をつけましょう。
タバコは、こちらも毎度おなじみで、主役の藤原(☓)ほか殺し屋が数人喫煙していました。(☓)喫煙者のシェフって?