「箱男」 PG12 石井岳龍監督 ✘✘
ノーベル賞作家の安部公房が1973年に発表した小説の実写映画化です。
段ボールの除き窓から世間を眺めあれこれ妄想してノートを付けている「わたし」(永瀬正敏)に対し、その姿こそが理想であるとニセ医者(浅野忠信)は謎の女葉子(白本彩奈)を使って自分と軍医(佐藤浩市)がいる医院に呼び寄せます。そして4人の現実と妄想が入り乱れた戦いが始まるのでした。
ストーリーはよくわかりませんが、聞き慣れない奇妙な音響効果と、アートな映像が感覚を刺激します。中でも葉子役の白本の美しい裸体はそれを見るだけでもこの作品の意義はあるくらいです。撮影時嫌な思いをしていないことを祈ります。
タバコは、永瀬(1966年生)と浅野(1973年生)が一度ずつですが喫煙しました。二人共そろそろ健康に留意しないといけない年齢ですよ。