「映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」 中田秀夫監督 ◯
廣嶋玲子原作の児童小説を実写映画化しました。
新任の教師等々力小太郎(大橋和也)はクラスの子どもから銭天堂という不思議な駄菓子屋のことを聞きます。店主の紅子(天海祐希)から願いを叶えてくれる不思議なお菓子を手に入れると本当に願いが叶います。ただ、使い方を間違えるとたいへんなことも起こります。一方、欲を出しすぎるとたたりめ堂のよどみ(上白石萌音)が近づき悪意で作られたお菓子を食べさせられるのでした。等々力の後輩相田(伊原六花)は欲の塊を食べさせられ自分を見失ってしまいます。
等々力は紅子とともによどみに立ち向かうのですが・・・。
子ども相手のファンタジー物かと思いきや、大人も楽しめる内容でした。願いが叶うお菓子の力だけでなく本当に手に入れたいものは自分でも努力をしないと身につかない、とか欲望の虜になってはいけない、とか政治家の皆さんにも国民を幸せにしたくなるお菓子とか、裏金を手にすると気分が悪くなるお菓子とか考えてほしいものです。
上白石萌音が悪役をのびのび演じていました。
タバコは、なし。無煙です。そうそうタバコが嫌いになるハッカ菓子も銭天堂においてほしいです。紅子さん、猫の皆さんよろしくお願いします。