「山逢いのホテルで」 R15+ マキシム ラッパズ監督 スイス、フランス、ベルギー合作 ✗✗✗
スイスアルプスを望む小さな町で洋裁をしながら障害のある息子を一人で育てているクロディーヌ(ジャンヌ バリバール)は週に一度白いワンピースに化粧とサングラスで山の上のリゾートホテルを訪れます。そこで後腐れのない男を選び一度だけの関係を楽しむのでした。ある時その一人の相手と再会しお互いに恋心が芽生えてしまうのでした。
見どころは主演のジャンヌ バリバールの演技です。特に表情筋のすべてを緻密に使った表情の変化はセリフも動作もなく内面を表象します。
アルプスの景色はそれほどでもなくちょっと残念でしたが、女性の生き方について勉強させてもらいました。
タバコは、時代がダイアナ妃が事故死する頃なのですが、それにしてもタバコが常に漂っているような作品でした。出会いの場面でタバコをきっかけにするなどタバコにまつわる演出が20世紀でした。