二枚落ちは、プロの先生に指導して頂く手合として最も出現率が多い手合のようで、約3級~二段くらいまでのアマ棋客が教えて頂き、勝負になれば初段・勝てる様になって二段といわれる手合である。
二歩突っ切り定跡、見ただけで美しい形ですね。攻める駒の配置と王様の守りが金銀3枚のバランスに美を感じますが、プロの先生にここから勝つには至難の業なので、練習用として、この局面からHageyubi(激指)先生と戦ってみて経験値を高める練習を考えてみた。
Hageyubi6段+
: バーチャルプロ棋士を想定すれば、この手合が良いかと思いるが、最大値を引き出すため持ち時間を無制限に設定すると時間がかかり過ぎて、とても子ども達の練習用としては使えないのが残念。
Hageyubi4段+
: この手合で指してみたが、残念ながら上手が弱過ぎてしまうが、時間はスピーディに指して来るから掛らないのが利点である。
そこで、中間のHageyubi5段+に設定して戦ってみると、上手らしい手は指すし、6段+ほど時間は掛らない。
だいたいのプロの先生は、7五歩を交換して金が進んで来る形を選ばれるケースが多い。
7五から桂馬打って下手負けない局面だが、玉の守りも薄くなって怖い形になっている。
二歩突っ切り定跡で勝つには大変であるが、強くなるためにはお薦めの定跡。
もう少し研究を重ねて、ラーニング・システムとして教室で使ってみたい。