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楫取素彦と吉田松陰の妹・文 (新人物文庫) |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA/中経出版 |
楫取素彦(かとりもとひこ)、私はこの人物知らなかった。正確には昨夏まで知らなかった。昨夏群馬県へ研修の仕事に入ったとき、駅で地元の本を売っていたが、ここで来年の大河ドラマに登場するって聞いて知ったものだ。それでもあんまり気にはしなかった。
今年の大河ドラマは、しばらくは見ていなかった。吉田松陰は有名だが、その妹文じゃ、しらね~よ。といった感じ。それでもこのドラマ、最近見始めて、久坂玄瑞が頻繁に登場するが、もう一人の旦那、楫取素彦は? そもそもどんな人物だったか、群馬県に行って文と知り合うのか?その程度の知識しかなかった。
この本を読んでの感想、まず楫取元彦は何度も名前を変えている。従ってなかなかマッチしない、松下村塾の創立のころからのメンバーだ。吉田松陰にもかなり近い。もしかしたら大河ドラマにはすでに登場しているかもしれない。 吉田松陰に近い維新の重要人物が、なんでまた群馬県知事に?それは、本書を読んで分かった。当時、日本の輸出の主力は、「生糸」だった。生糸は群馬県が産地、ということで日本の輸出を抑えるための重要な県だったから、群馬県知事になった。
吉田松陰や高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎、坂本竜馬などと同時代で、ともに活躍していた人だ。これから大河ドラマ、見逃せないな。