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金曜の建設業経営研究会は、元銀行マンの方の話。中小企業の経営を支援する「認定支援機関」というが出来ているが、診断士は経営計画は作れるが、融資や銀行対応を苦手だ。そこで、銀行の仕事について、勉強しようというものだ。
都市銀行の貸借対照表はちょっと変わっている。預金が負債だ。普通の会社の貸借対照表は、資産のトップに現金・預金が来るが、銀行の場合は、負債。預金者から借りているためだ。そして、M銀行の例とると、総資本は、なんと136兆円。日本政府の一般会計が100兆円だから、それより多い。
そして粗利が2兆円。つまり、総資産利益率ROAはたった1%。これは、銀行は、企業などへの融資の利率と預金者への支払い利率の利ざやで利益を出しているためだ。利ざやだけだから当然金額が大きくなる。
従って倒産確率が1%でトントンになる。消費者金融などノンバンクはもっと利率が高いからそれほどでもない。100社に2社回収できなくなると赤字。このため銀行員は焦げ付きを非常に警戒する。薄利多売の業種だからだ。
他に金融庁の金融検査マニュアルや、債務者区分の話があったが、この辺は以前に聞いた話。倒産制度について、実際の対応を伺う。この頃は弁護士の出番だ。
終わって、来月の総会に向けて、幹事会。来年度は従来の方針に加えて、建設業の人材を重点的に考えることにした。終わって、久しぶりに懇親会。私も久しぶりに飲む、楽しいひとときだった。