第10回プロ講師養成講座の後編は、集団のメカニズムの講義の中で出てきた、「アッシュの実験」。これは一人二人で考えると当たり前の結論が出るが、数人以上で、違う意見が出てくると、それに同調して、結論が違ってたものになる、というもの。「集団の同調」の実験である。
下の図の問題、一人でやると99%違わない。しかしこれをサクラを入れて(わざと違った答えを言う人)複数人でやると正解率は60%に落ちる。自分の考えより、他人の考えに同調してしまう人が多いのだ。
集団で行動する場合、同調する人が少なくも2人、できれば3人作っておくとその方向に持っていくのが有利になる。何だか自分も経験したような気がする。読者の皆さんも経験ありませんか。