電力が自由化される。発電した電力を電力会社の電線を通じて、顧客に販売する。家庭用もこれから市場が開放される。
電力は特殊な商品だ。電力は発電した時と消費が同時である。在庫はできない商品だ。そのため、需給管理をしっかりしないといけない。新電力では、発電する電力と消費する電力を30分単位であわせないといけない。30分同時同量という制度がある。
ある展示会に行ったときに注文しておいた「新電力丸わかりガイドブック」という本を入手した。新電力関連のビジネスに関する本が少ないため、特別に入手したものだ。新電力の市場やプレイヤー、課題、新電力の参入スタイル、参入方法等が書かれている。著作権があるからあんまり詳しく書けないが。課題をちょっとだけ。
新電力参入時の課題は、まず、お客様の需給管理。今お話しした内容だ。30分同時同量という制約上、需要家の需給管理をしないといけない。そしてこれに違反すると、インバランス料金と言って高額な違約金を支払う。
もう一つは、コスト面。電気をお客様に送るため託送というしくみで電力会社から電線を借りるが、この託送料金が高額だ。また家庭用需要家まで自由化すると、需要家数が莫大になり、この管理にコストがかかるようになる。ほかに電力をどう調達するかという供給力を確保するという問題などもある。
ふーむ、私はガスでこの需給管理をやっていたので、オペレーションは分かるが、一般の方は、これじゃよくわからないな。
私は昨年、太陽光発電アドバイザーの資格を取ったときに、この電力の売買を学んだが、まだまだだ。電力自由化、動きを追っかけて行かないと。