上野の東京都美術館へ。クロード・モネの「印象、日の出」が21年ぶりに日本にやってきた。この絵のタイトル、「印象、日の出」から「印象派」の名前が付いた傑作である。三十年ほど前に盗まれたが、あまりに有名すぎて闇市場でも売り裁けなかったそうだ。
結構混んでいて20分待ちでご対面。もちろん私は初めてである。近くで見ると、朝日や水面の照り返しは、チューブに入った絵の具をそのままキャンバスに押し付けたようなタッチだ。ところが離れてみると、これが不思議、ぼんやりした風景に溶け込んでいて、何とも言えない美しい絵になっている。不思議だ。
ウイキぺディアより
それと、展覧会で解説があったが、後世の人達は、この絵がいつ書かれたか、詳細な科学的分析をしている。この方向から日が上がるのは何月何日の何時だとか、煙の方向とその日の気象観測結果からいつだとか、そして書かれた日時を推定している。
美術検定3級のテキストにも印象派の代表的な絵として記載されている。美術の教科書にも載っていたような気もする。印象・日の出は金曜日まで。その後は関西と九州の美術館に行くようです。