資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

「日本国紀」読後の感想その1

2018年11月17日 | その他
日本国紀
クリエーター情報なし
幻冬舎

 百田尚樹氏の日本国紀を読んだ。この本は発売前からアマゾンでトップの売れ行きだった。私は待ちきれないので、発売1日前に渋谷の書店で買った。そして翌日アマゾンから配達された。

 これから読む方へ、500ページ以上ある厚い本だが、2頁の「序にかえて」と507頁の「編集の言葉」を初めに読むといい。「序にかえて」は著者の言葉だ。日本は二千年近くの歴史を持つ、こんな国は世界どこを探してもない。災害列島だが、人々は互いに助け合って暮らしている。魏志倭人伝でも日本人は盗みはしない、争いをしないと書かれている。そして戦後、焼け野原から立ち上がり、世界の平和に貢献し、多くの発展途上国を援助している。

 一方、「編集の言葉」は編集者の有本香氏だ。「私たちは何者なのかー」日本人の物語を一人でも多くの人に読んでいただきたいと。私たちは・・には私なりに答えを出している。しかし、この答えは、読者が読後、出してもらいたいと思う。

 ネタバレにならない程度に、印象に残った部分を書く。まず、「白村江の戦い」、これ、普通の歴史のテキストでも、古代史に突然出て来る。以前から不思議だった。大和朝廷の時代に、和船で、危険を冒して、何千人の兵士が朝鮮に亘って、百済のために唐・新羅連合軍と戦った。負けはしたが、何でそんなことするんだか、不思議だった。ずっと下った遣唐使の時代でも危険な航海だったんだ。しかし百田さんの推理で、ストンと腹に落ちた。

 「大伴部博麻」(おおともべのはかま)のエピソード。白村江の戦いで捕虜になった人のその後の行動である。よく調べたものだ。この当時から国を思う気持ちは日本人はすごかった。ここは著者と同じく私も感動した。

 「万葉集」ご存知だろう、四千五百種が入っている。この古典は誰が詠んだか、私は驚いた。そして日本の古代文化にも驚いた。千三百年前だよ、大した文化だ。

 もう一つ、「源氏物語」、これも皆知っている。この小説はカナの発明のおかげだ。何と百万字、私も本を何度か出したからその分量のすごさはわかる。日本以外ではどうだったか、これも驚く、これ、平安時代だ、なんとすごいことか。

 こんな風に書いていくとキリがない。驚いた内容も書きたいが、ガマンする、今日は古代~平安時代まで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする