先週、国宝検定も終わったんだが、奈良の正倉院展に行った。奈良の正倉院展は毎年開かれていて、もう70回目になる。今年は興福寺中金堂の落慶などもあり、配偶者と思い切って訪問することにした。奈良国立博物館である。待ち時間は20分ほどだが、中は結構混んでる。
一応、全部の展示を見ておグッズの買い物をして所要1時間半。正倉院の宝物は、聖武天皇が亡くなり、光明皇后が四十九日の法要の時に使った約宝物650点を大仏にささげたのが始まりとされている。
東京開催もあったが、原則は奈良で、秋の宝物点検の時、開催される。この展示会は私は初めてだが、天平時代の宝物は、みなカラフルだ。鏡にしても、女性のスカートにしても、鼓にしても、カラフルだ。女性用のスカートは、高松塚古墳の壁画に書かれていた奴だ。(写真は、博物館内では撮れないから、読売新聞の特別版から)
これらの宝物は、国宝じゃないそうだ。ネットによると、天皇家の所有物は宮内庁の管轄で、国宝じゃないそうだ。国宝は文化庁の管轄。唯一例外は、正倉院の建物、これは世界遺産指定の時に国宝になったそうだ。そうか、正倉院の宝物は、国宝検定対象外か。