資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格は2年前倒しで達成、今年は百名山完登が目標、徒然なるままに書いていきます。

地元の酒、におどりを分析してみた

2020年12月25日 | おもしろ資格とその活用
 
 コンビニに「におどり」という地元三郷の酒を売っていた。たまには地元の酒でも買ってみるか、と300mlを購入、「におどり」とは、三郷市の鳥「かいつぶり」の古名だ。そして夕食前に飲んでみた。おお、結構美味い。
 買ったラベルには幾つか書かれているが、実は日本酒のラベルはその読み方が難しい。そこで、先日取得した「日本酒検定」のテキストでこの酒を調べてみた。
 
   
 
 まず左上の表示は「特別純米酒」になってる。この区分は、醸造アルコールが入っていない酒なら純米酒、入っていると本醸造酒になる。醸造アルコールは、ブラジルなどで作られるトウモロコシの焼酎で、イメージ悪いが、実は結構いける、清酒に入れると飲みやすくなる。そして、ラベルは、米と米麹のみだ。米は三郷で取れたコシヒカリ、水は武甲山の伏流水、そうか秩父の水か。
 
 それから精米歩合。米の粒は、周囲に雑味があり、これを精米機で削る。この削り具合を数字で表す。このラベルは精米歩合60%、つまり40%が削られている。
 酒税法で、純米酒は、精米歩合60%以下なら純米吟醸酒または特別純米酒と名乗れる。50%以下なら純米大吟醸となる。吟醸と純米の組み合わせはちょっとややこしい。この酒は、「特別純米酒」を名乗っている。
 
 そしてアルコール分は15度、まあ普通だ。日本酒やワインなどの醸造酒は製法上あまり高いアルコールは作れない、作るなら焼酎やウイスキーのような蒸留酒になる。
 
 そして製造年月、これは作った日ではなく、瓶に詰めた日、10年前に作って今日瓶詰めしても製造日は今日になる。気を付けないといけない。
 
 酒器は、醇酒の場合は、陶器や磁器になるが、私はワインを飲むときと同じ、「薩摩切子」で飲む。
 
 最後に、テイスティング。半分飲んだが、フルーティな香りがあり淡麗で飲みやすい。香味の4分類では、日本酒は、薫酒、爽酒、醇酒、熟酒になっている。
 この酒は、成分は「醇酒」だが、薫りが高く、薫酒の香りがあり、さらに淡麗で飲みやすいのは爽酒にも該当する。これが、テイスティングの難しいところ。
 
 とか何とか言ってるうちに、このにおどり、全部飲んでしまった。次は何を飲もうか考えていたら、「百光」というネットで注文しておいた酒が届いた。760mlで何と2万5千円だ。ちょっと簡単には飲めないねえ、少しずつ飲んで、飲んだらまた唎酒してブログ、書き込みます。