![]() |
知的な老い方 (だいわ文庫 E 289-4) |
外山 滋比古 | |
大和書房 |
「知的な老い方」という文庫本を書店で見つけて読んでみた。電車の中だけの読書だから、途切れ途切れだ。従って、前後の脈絡がつかめない。まあ、それでも何とか読み終わった。
筆者は、外山滋比古氏、執筆時点で93歳。大学の先生だった。そういえば、どこかで聴いたことのあるお名前だ。
読後の感想を書く。まず私との共通点。80歳で起業した。「晩学に取り組む」「六十歳からが青春」などは、私もうなづける。伊能忠敬やカーネル・サンダースの例が書かれている。伊能は50歳で仕事を止めて、残りの生涯は日本地図を作るため全国を測量して歩いた。サンダースは65歳でケンタッキーライドチキンを作って成功した。
私も同じ65歳。ケンタッキーのおじさんと同じで、仕事や資格、登山など、全然辞めようと思わない。「人間、理想を失ったとき老いる」そうだから、まだまだ理想を追いかけないと。
そして、私と違う点。この書籍には、ネットの話が全く出てこない。書籍の最後に「この作品は2012年に刊行された○○を再編集したもの」となっていて、そんなに昔の話ではない。私は、このブログをはじめ、facebookやTwitterなどを毎日覗く。インターネット番組「虎ノ門ニュース」も聴けるときは毎日聞聴く。
地上波と違って、とにかく情報が速く、豊富だ。時には地上波のニュースショーが、ばかばかしくなることもある。ネットはフェイクもあるが、数読めば、それは大概わかる。
ほぼ初めて読んだ「老人本」、これからも探して読みそうだな。