久しぶりに国宝関連の書籍を読む。下記の書籍だ。コンビニに売っていたものだ。カバーも付いていないから、おそらくはオンデマンドの商品だろう。今、ネットの書籍の一部は、注文があったら、そのデータが印刷機械に行き、1冊から印刷製本するものがある。従ってその書籍はほとんど在庫レスだ。
詠んだ中から、私の好きな国宝ベスト5を上げる。まず、鳥獣人物戯画、京都高山寺が保有している。高山寺ではコピーが見れる。数年前、私は東博でホンモノを見た。早朝東博の入口の行列に並んだ。
洛中洛外図、信長が作らせたようで、上杉謙信の懐柔に使った。現在は山形の米沢市上杉博物館にある。何百人もの人物が生き生き描かれている。いわゆる上杉本だ。昨年米沢城の城巡りに登城したときに、コピーを見た。東博に来た時も見たことがある。
弥勒菩薩半跏像、京都広隆寺にある。数十年前に学生が抱きついて、指を折ってしまった事件があった。いつもは空いていてじっくりと鑑賞できる。学生の頃から二度ほど見た。
阿修羅像、奈良の興福寺の宝物館にある。奈良を訪問したときは、必ずと言っていいほど入館する。係員以外ほとんど誰もいないで鑑賞できる。東京に来たら2,3時間待ちになる人気の仏像だ。
最後は投入堂、日本で一番危険な国宝だ。見るまでにかなり山を登る。くさり場もあった。登山の心得のある人はどうってことないが、初めてだと、ちょっと戸惑う。数年前、伯耆大山に登るときに訪問した。
そういえば、以前、国宝検定と言うのがあった。私は、初級と上級両方に合格している。日本の国宝というカラー本を1年間購読して、受験、合格して、バッジももらった。上級は、国宝の伝道士という、ちょっと大げさな名前だ。でもこの検定、その後全然使わないから、役に立たないね。