(昨年末に訪問したときの記事です) 今年最後の百名城巡りは、千早城。大阪府河内長野市にある。地図で調べると、大阪府の南東端、金剛山の懐だ。交通手段は南海電車とバス、めったに乗ることもない電車・バスだ。そして、金剛山登山口へ。
まず、豆腐屋でスタンプを貰い、金剛山の登山道を歩き、千早城へ。その後、石段を下りて、バス通りに戻るコースを選択。
山の豆腐店が百名城スタンプを管理している。また、金剛山は3千回以上も登っている猛者がいる。毎日登ってるんだろうな。高尾山や金時山にもこんな方、いたね。
(山の豆腐店、百名城スタンプが置いてある)
(金剛山登山、最多は3千回以上だ)
(豆腐店には千早城の模型が)
千早城は、戦国時代から遡ること250年、建武の中興の頃、後醍醐天皇を立てて、立ち上がった楠木正成が立て籠もった城だ。千人の兵で数万の幕府軍に対抗し、最後は、幕府軍が引き上げて、千早城は落ちなかった。不敗の城だ。
(金剛山登山道から千早城へ)
四の丸、三の丸、二の丸、本丸、それに楠木正成を祭る、千早神社、千早上城の石碑、このくらいしか見るべきものはない。時代が時代だから、石垣もなく、空堀もよくわからない。山城だけはわかる。
(千早神社、楠木正成を祭る)
(本丸跡の表示板が)
(本丸から下った場所に石碑、ここは千早城の写真によく使われる)
石段をどんどん下っていく。広いスペースは四の丸。
(麓の鳥居)
(千早城の説明板、最初に見ておけばよかった)
最後は、五百段以上に及ぶ、急な石段を下りる。百名城の割には、施設は十分ではなく、道標もいまいち、説明文も少ない、無料パンフレットもなかった。千早城なら、戦いのエピソードはいっぱいありそうなのにね。