12月27日(月)、2021年のお城巡りも、これが最後だ。新大阪から乗り換えて、近鉄壺阪山駅へ、高取の街を歩く。高取町は、富山の薬売りような薬の町だった。夢創館という観光案内所へ。
高取城は日本三大山城で、そのなかでも最強の城だという。三大・・はとにかく、最強とはねえ・・ そして、この高取城、明治20年までは、山上に天守があったが、取り壊したそうだ。ああもったいない。
(高取の街)
(くすり屋)
(観光案内所、夢創館)
(三大山城は、この高取城、岩村城、備中松山城だ)
(明治時代の山上の城郭)
夢創館で、今日は、高取城へタクシーが行けるか聞いてみた。タクシー会社では道路の凍結が心配で、上には登れないようだという。しょうがない、今回はあきらめ、VTRを見る。するとどうだろう、タクシーの運転手さんが店に顔を出す、行けるところまでなら行くよって。じゃあ、ということで、出発。幸い、一番お城に近い登山口まで行けた。
そして、いよいよ徒歩で山登り。山登りはお手のもの、案内の看板やら、明治時代の古写真などが山中に掲示されている。そして、石垣が見え始める。
(案内板)
(明治時代の古写真とCG)
(雪の中、石垣が見え始める)
虎口を曲がると、また虎口。そしてもう終わりかと思ったら、また虎口。城門跡も幾つも通過する、この城はすごい防御の城だ。
(大手門跡)
(十五間多門跡)
広場に出た。ここが本丸かと思いきや、二の丸。まだまだ防御は続く。
(二の丸)
(太鼓櫓跡)
ようやく本丸跡が見え始めた。本丸の石垣は直線、織豊時代のものだ。これ以降の時代は扇の形になる。
(天守台が見え始める)
(本丸の石垣)
(高取城の石碑)
本丸の枡形虎口を通り、ようやく頂上に到着。本丸は結構広い。そして天守台に登ると、奈良盆地の家並みが見える。下から見上げると、当時はさぞ見事だったんだろう。
(本丸の虎口もはっきり残っている)
(本丸の説明板)
(天守台から下界を望む)
この高取城、ラッキーなことに大寒波で、積雪の城を見ることができた。石垣に雪がついて、映えて、美しい。また、何重もの防御は、まさに山城日本一である。
帰りにもう一度、夢創館に寄り、お土産を買い、CGを見たが、とにかく防御がすごい。まず破れないだろうという防御。この高取城巡り、感動モノの体験でした。