しばらく前に買って、ツンドクくしておいた雑誌、プレジデント11月4日号、特集、年収が上がる資格・検定を 読む。表紙に出してるくらいだから、資格・検定を取って、年収をアップさせようという読者向けだ。ただ、文字の大きさは、資格・検定>独立・再就職 になってる。
さて、内容は、最初の言行録が面白い、目次代わりだが、なかかなのアイディアだ。本文では、国家資格、年代別の資格戦略、資格の掛け合わせ、デジタル資格、趣味系の資格などが並んでいる。
国家資格は、定番のものだ、特に新しさはない。次の年代別、こちらは私もある雑誌で書いたことのあるコーナーだ、30~60歳代の資格の戦略が書かれているが、~20代、70代~はない。ニーズはあると思うが、読者層が違うということか。具体的な資格では、何名か実例の人物が登場する。ただ、アナウンサーから社会福祉士へ、NHK副局長から日本語講師で海外へ、と、ちょっとレアな転職例を出されても、読者の参考になるかな。
そして資格の掛け合わせ、これはよく特集するやつだ。私も何度か書いたことがある、丹念によく書けている。鉄板資格と面白資格の組み合わせで、ねこ検定や温泉ソムリエが登場する。難易度が低い資格は、ダブルで持ってもあんまり役に立たないと思うが・・
最後は趣味の資格、ランキングトップ10で、英検やTOEIC、簿記、宅建など、これって、趣味で取るもんかねえ。ライターさんが趣味で取ったんだろうか。
最後に、私から、資格と年収アップの関係を一言。私もいくつか資格を取って、それをもとにメシのタネにしているが、実は、資格を取るためのパワー<<独立するためのパワー だ。極端に言えば、資格を取る努力を1とすると、年収アップしてプロになるには、その10倍の努力が必要、ということ。
ここを勘違いされないように、とアドバイスします。資格取得を取るパワーと、取った後、実務知識やノウハウ、人脈作り、マーケティング、会社運営など年収アップに必要なパワーを、プレジデント風に、文字の大きさで表すと ↓
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