冬場の山歩きは、温かい方に行く、今週は、沼津アルプスだ。新幹線で三島まで、乗り換えて沼津へ。まずは、香貫山(かぬきやま)へ。山頂では、富士山は顔を出さない、しようがない、駿河湾の写真を一枚。
一旦下って、八重坂峠へ。ここからが縦走になる。急登のロープ場を登り横山へ。標高は大したことはないのだが、なんせ、急登が続く。
次は、急な下り。ここはロープを使って降りないと危険。そこで、今日は持ってきたカラビナを使い、背中にポールを背負って、ポールを落ちないようにカラビナで吊る。これは具合がいい。昔、NHKでアルペン刺しとか、言っていたような気もするが、よくは覚えていない。でもポールを出したり、仕舞ったりは便利ではあった。
さて、次は、徳倉山。ここはクサリが、23か所も連なっており、厳しい登りだ。一生懸命登ったため、だいぶ脚を使った。もう少しゆっくりでもよかったかな。
到着すると、富士山が顔を出す。やっぱ、富士山はいいな。
志下山から、最後の登り、鷲頭山へ。目の前にデンと構えている山だ。
その前に、中腹の平重衡の慰霊碑へ。この平重衡、前三回の登山では関心もなかったが、奈良まほろば検定の学習で、「南都の焼き討ちは平重衡がやった」、と覚えていた、定番問題である。この人は頼朝が天下を取った今、平清盛の残った、たった一人の子、鎌倉に連行されていたが、脱出して、ここに籠ったそうだ。最後は小鷲頭山で切腹する。その場所も残っている。急に親近感が出る。
この小鷲頭は、木の根っこが張って、急登で、根っこを持って登る。疲れた。最後は、鷲頭山の登りを終えて、山頂へ。山頂には、オレンジ色の実がなってる。
下りは、再び急な下り、ずっ~と、ロープを持って下る。下り終えて、今度は、岩の尾根を歩く。これが疲れる。多比峠からが長い。今度はロープを持って登る場所も登場する。
YAMAPで鷲頭山から東方向には、数字は「15」しか書かれていない。でも実際は、40分もかかった。おかしいと後で調べたら、多比峠の横に数字の「25」が隠れていた。拡大すると出てきた。ああ、よく確認しなかった。これ、以前は斜里岳でもあったな。
多比口峠から、スイセンの咲く里に下りて、終了、予定したバスは地図を見間違いで、一本遅れた。所要6時間57分と、それでも今まで一番早い時間でした。このコースは、タフで、岩尾根もあり、アルプスのトレーニングにはちょうどいい山歩きでした。