南シナ海が今大変な事になって来ています。
中国は独自に九段線と云う境界線を設定しました。
誰が見ても遠く離れて中国の領土と思えない南沙諸島を自分の領土と云ってその中の岩礁や暗礁を埋め立て
忽ち人工島を作り、港湾施設や航空機の発着が可能な飛行場まで作ってしまいました。
丁度韓国が竹島を自国領と称して実効占有したケースにソックリですね。
南沙諸島はベトナムやフィリッピン・マレーシャが領有権を主張し、何処も手が出せないスポットでした。
其処に中国が目をつけいち早く魔手を伸ばしたと云う訳です。
此処を占有すればフィリピンやベトナム・マレーシャの鼻面を抑える事が出来、更に日本のシーレーンや米国
艦隊の動きも止められる絶好のロケーションです。
何でこんな美味しい所を中国が見逃す筈がありません。
事の重大さに気づいた各国が地団駄踏んでももう遅い。
お互い各国の利害が合い反する隙間を狙い巧い具合横取りしたと云う訳。
早く既成事実を作ってしまえばと言う考え方です。
米国は中国に気兼ねして直接手を出さないだろうと甘く見た様です。
中国には誰も文句が云えないと云う尊大な考えが見え見えです。
しかし米国オバマ政権も関係東南アジア特にフィリピンからの突き上げでとうとう腰を上げた様です。
米国艦船是は横須賀米軍基地所属のイージス駆逐艦を国際秩序維持を名目に公海巡察を敢行した。
早速中国は不法進入と反発し米艦を追尾して警告を行った。
随分思い切った事をやりますね。
中国習主席は完全に米国をナメテ掛かって居る様ですね。
現在の米国は本気で中国と事を起こさないと見て居る様です。
是を見ると日米同盟も案外頼りにならない約束事の様に思えてなりません。
将に一触即発の状況です。
こんな状況で日中首脳会談何か不穏な感じがしてならない。