東南アジア連合ASEANや、日本中国が参加する東アジア地域
包括的経済連携・RCEPの事務レベル交渉会合が、神戸で開催
されて居ます。
環太平洋12ケ国が、自由貿易を目指してTPP協定の発効を
目指しましたが、米国がトランプ政権に変わり離脱宣言をした事
でTPPは潰れました。
TPPを目の仇にして居た中国にとっては大変好都合な事です。
中国は東アジア包括経済連携の指導的役割で牛耳りたいと野心満々
です。
このRCEPはカナダ・メキシコ・米国抜きのASEAN10ヶ国と
中国・韓国インド・日本・豪州・ニュージランドの16ケ国です。
参加する国の思惑はそれぞれです。
交渉権の指導権を狙う中国。
市場開放の限定を狙うインド。
どうしても日本に負けられない韓国。
日本はTPP並みの、広い範囲の自由化を狙う。
豪州は経済力のある中国側に立つ。
参加国各国には、中国の影が迫り決断を促しています。
それにしてもTPPが潰れたのは日本にとって手痛い打撃でしたね。