裁判員制度

来年５月から始まる裁判員制度に国民の７０%は未だ疑問を持っています。
これを受けて立つ、次期全国弁護士会会長の意識調査の結果が発表された。
これによると、全国殆どの弁護士会が裁判員制度の延期または、中止の要望が多かったと言う。圧倒的に裁判員制度に向け充分な体制が構築されていないと言う。
裁判員制度を支える弁護士会がこの様な状態です。裁判員になる国民の賛同を得る
筈がない。弁護士数の問題。ズブのシロトである裁判員に判りやすい説得力のある
弁護技術の取得、所謂弁護士の質の問題等が一番の反対理由と言う。
未だ市民の認識度は低く制度への充分な理解が出来てない。市民向けの判り安い
講座を設けもっと啓発してから、実施したらとの声が多かったと言う。
全国弁護士会のお偉方がこの様に考えであると言う事からしても、政府始め
法曹界も延期又は中止を検討される事を望みます。
やはりもちはもちやがよろしかろうと思います。

税制改正法案２

福田首相は敢えて道路特定財源の一般財源化に踏み込み新提案をしたが、党内や
民主党の賛同も得られず、苦しい立場に立たされた様です。
党内から聞こえる福田下ろしともとれる厳しい声、それに税制改正法案はどうやら
期限切れは必至の状態です。最後の衆院再議決で年度明け成立の可能性さえ見えて
来ました。これに伴い色々の問題が早くも浮上して来たようです。
各自治体の道路財源不足は即住民サービスに跳ね返りそうだし、道路入札の見合わせ等が出てきています。
また道路行政の根幹である国交省、予算配分も出来ず随所で凍結が続出して居ると言う。
道路関係ばかりでなく、税制改正案期限切れによる影響は甚大なものがありそうです。
速くも来月２７日行われる山口２区の衆院補欠選挙の結果次第では政治が大きく
動くのではないかとの憶測が流れているとか。
ご存じの様山口２区は衆院議員福田良彦氏が岩国市長選に転出したため欠員が生じ
今回の補欠選挙となった。
福田首相の力量と人気が問われる選挙である事は間違いない様です。
内閣支持率は下がりっぱなしで、最早危険水域に達した感がある、福田内閣果たして、逆転満塁ホームランでこの崖っぷちを乗り越えられるか？
ここ一ケ月が勝負ではないでしょうか？

国産ジェツト旅客機

今回三菱重工業は初めての国産ジェツト旅客機ＭＲＪ開発計画を発表しました。
２０１３年就航を目指し本格始動にかかるという。
戦後悲願の国産旅客機でプロットＹＳ１１が開発されて世界に飛び出してから４０年振りの快挙と云えます。
ＭＲＪは７０～９０名乗り小型ジェツト旅客機。価格１機３０億～４０億円。
開発費１５００億円。國としても６００億円の国費投入して後押しをします。
何によりも売りは騒音対策で宇宙開発ＪＡＸＡ開発の技術を導入して騒音を低く
押さえる事、燃費を３０%軽減する事です。
早速ＡＮＮから２５機の予約発注があつたと言う。心強い事です。
小型旅客機は現在カナダのバンボルディア社とブラジルのエンブラエル社が世界の
空を圧権して飛び回って居ます。これに近く中国、ロシアも参戦して来ると言う。
５０００機と言われる世界の需要のうち日本は１０００機の受注獲得に動きだすと言う。
前回の世界に誇れるＹＳ１１が海外への販売戦略に失敗して１８２機で昭和４８年
で生産終了撤退と言う苦い経験があります。
開発は計画通り出来るでしょうが、後は如何に世界に売り込むか？と言う問題を
抱えています。
今回もしこのプロゼクトが失敗して中国に小型旅客機開発で大きく水をあけられと、今後の国産ジェツト旅客機計画に日本が負けると言う恥辱を受ける大変惨めな立場に追いやられる可能性がある極めて重要なプロゼクトだと云えます。
技術立国を売りの日本の底力を是非発揮して頂きたい。

一般財源化提案

税制改正法案のカウントダウンが始まった今福田首相とうとう危険な賭に
出ましたね。孤立無援のなか敢えて修正新提案を発表した真意は？
福田首相を支える党内役員さえ、この新提案に驚き、党内の手続きをとってない　福田首相の腹案だとこき下ろす声さえ出てきたとか。
可成り民主党を意識した提案であったが、相変わらず民主党は徹底反対を貫徹する
らしい。暫定税率は維持する。来年度から全額道路財源は一般財源化する。道路　整備中期計画は５年に短縮し新たに策定し直す。道路関連公益法人の廃止民営化を
図る。これでは自民党道路族の賛成は得られないでしょう。
福田さんは民主党と自民党道路族まで敵にまわした様です。
ただこれは田舎芝居ともとれますし真偽の程は俄には信じられないようです。
何れにしても、暫定率の期限切れで４月の衆院再議決の宝刀を抜かざるを得ない
緊急事態に陥った様です。
さてガソリンの値下げ果たしてあるか？こちらの方が関心があります。

国民年金と徳政令

今国会は期限切れを間近に迎えた税制改正法案をどうするかで大いにもめています。イージス艦漁船衝突事故で防衛省が、道路特定財源やガソリン税の問題で、国交省が、次々と議会の追求の対象になり肝心要の国民年金問題はすっかり忘れさら
れた感があります。厚労省のお役人特に社保庁のお役人はさぞや、ほっとしている
事でしょう。しかし今年の３月３１日までに宙に浮いた５千万件の国民年金の名寄せをすべて完了させると、桝添厚労相は力強くそう約束して呉れましたよね。
必ず最後の一つまで問題解決して見せると大見得切った事よもやお忘れではないでしょうね。しかし実現不可能と判った現在雲ゆきが段々おかしくなって来ました。
選挙公約にした安倍元総理、桝添厚労相、あれだけ大見得を切ってこの頃は、その様な約束をした覚えがないと言い出す始末。
国民は年金に対し不安と不信で一杯です。
ところで５千万件のうち紙台帳と対象不可能な件数２０２５万件がどうしても宙に
浮いてしまうらしい。この件に関し年金と余り関係なさそうな、経済界のボスが
いっその事徳政令でも出して皆チャラにしてしまったらどうかとの発言をしたとか
徳政令とはその昔鎌倉時代鎌倉幕府が御家人の保護のため借金を全て徳政令でパー
にしてしまった。近くは隣国の韓国でクレジット借金をチャラしようと言う動き
がありました。日本でも多重債務者の借金を一時的に凍結する施策は平成の徳政令
とさえ言われています。
とんでも無い発想ですが、どうにも判らない年金については、皆チャラにしょうと
する動きがある事も事実らしい。
それにもう一つは振り込んだか未払いか判らない年金もこの際全て完納者として　支払ってしまえと言う動きがある事です。
これには、担当者が横領したもの、給与支払いの会社の未払い、払い込み人の誤認
あるいは明らかに未払いと判って居るのに騙し取ろうとする不逞の輩等々・・
その識別は今となったは不可能にちかいものです。
非常に難しい問題を含んでいます。その判別が出来ないと、全て完納者として扱うのが至当なのか？
そして宙に浮いた年金にしても、何時までも先送りしてよいものか？
有る程度線引きして切り捨ても仕方ないのか？
そう考えると一概に徳政令だとも非難出来ない気もしますが、将来の年金受給を楽しみにこつこつ払い込んできた人にとっは、余りにも惨く賛成は出来かねる事です。厚労省は決して諦めないで、最後まで頑張って欲しいものです。

民意のご褒美

にっちもさっちもいかなくなった国会期限切れまであと５ケ日。望みの議長斡旋の
与野党役員折衝は見事に失敗、福田首相も一転して民主党を強く批判する様になった様です。それも無理からぬ事です。民主党の徹底抗戦で内閣支持率は今や３０%
を割った処もあり、ますます政権運営に黄色信号が点り出しました。
お陰でガソリン税の期限切れで値下げが現実味を帯びて来ました。
暫定法が期限切れになっても即ガソリンの値下げは困難と思われますが、特例で
４月１日からの値下げに対しみなし返品の適用がささやかれて居ると言う。
これがねじれ国会を産んだ民意に対するささやかなご褒美だと言う人すら居ます。
混乱と先の見えない未来から何を得るのでしょうか？
もうお互いに妥協出来ない処まで来てしまい、共倒れを待つしかないのか？
それで一体誰が得をするのだろう？
４月危機説は益々現実味を帯びて来た様です。

税制改正法案

今月末で期限切れの揮発油税等の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正案の修正協議に徹底抗戦の民主党参院の早期協議の席にすら付こうとしない。
物価高騰の折り２５円のガソリン税値下げ確かに国民にとっては有難い事ですが、
それによって国民生活が混乱して、生活が今より苦しくなったら誰が責任をとって
くれるのか？何も自民党のお先棒を担ぐ積もりはないが、最悪なシナリオは避けたいものです。これ以上民主党が意地を通すならば、国民はソッポ向くのは必定です。何とか知恵を働かして打開できないものですか？
確かに道路特定財源の問題や道路財源の一般財源化問題や今後１０年間５９兆円の道路中期計画の問題、地方自治体の道路建設財源の問題等々・・事はそう単純なものではない事は充分に承知しています。しかし全く無策の福田首相、人ごと見たいに協議に何故応じてくれないのか判らないと繰り返すばかりの今日この頃ボヤイて居てばかりでは、問題は解決しないと思われます。
輸入牛肉等３月末で期限切れとなる４１７品目の関税法改正法案はどうにか自民
民主の良識で値上げは避けられそうと言う。
やれば出来る事です、お互いに国民の方を向いた政治に専念して貰いたい。
河野議長の呼びかけで今日午後国対委員長会談で、解決に向け協議すると言うが
何とか知恵を働かせ流石我々が選んだ代表だと納得させて貰いたいものだ。

中学生授業妨害

時計を逆回しした様な事件が発生しました。
一時、日本全土で吹き荒れた教育の荒廃による学校破壊、傍若無人に振る舞う中学生バイクで校庭を或いは教室を走り回りさんざん暴れ回った一時代がありました。
それが今福岡県のある中学校で起きとうとう２名の暴力行為法違反で逮捕されて
教育関係者に大きな衝撃を与えました。
事の起こりは余りにもやり放題の８人の中学生徒に前校長と教頭が注意した処、　学校を訪れる保護者や町教育委職員にツバは吐きかけるわ、２階から放尿したり
大声で授業妨害を繰り返す始末、これに対し全く保護者や学校側は手が出せず、
放任のままだったと言う。
とうとう２人の生徒が校長室のロッカーを損壊したため、卒業式終了後に逮捕して
やっと沈静化されたと言う。
聞くところによると教育委員会の無能ぶり、学校との断絶も事件を大きくした原因
の一つだと言われるとか。
しかし放任した学校のやり方、全く無策の保護者、益々離反し反抗する生徒。
何がそこまで生徒を追い詰めたのか？今日本は教育改革で大きな梶を切ろうとしています。今までのゆとり教育から学力重点の教育、道徳等を主体とした精神教育
教える教師の質の向上免許制度の改革等々です。
当然管理制度の確立、成果主義で弱者切り捨てが、罷り通る時代に逆行しょうと
しています。
今後この様な児童の切り捨て、学校と教育委員会との断絶がアチコチで起きる可能
性が出て来ないか心配です。
世界のグローバル化に対応出来る人材、英語が話せる人材の育成、ハイテク時代に対応出来る人材の育成、今後の教育に要求される課題は大きいものだと云える。
当然はみだすグループが出てくるのが当たり前です。教育の均等化、と英才教育
どちらを選択するか？今日本は迷っている様に思えます。
いじめの問題もまだ解決して居ないのにアウトローと言える一部グループの対策、
まで起きて来た様です。
日本の教育は、頭の良い管理された働き蜂を沢山作り出し総合力で國を牽引すべきか？それとも選ばれた英才の賢人が科学経済政治に於いて國を動かすのか？
田舎で起きた些細な事件ですが、その裏には今後の日本を左右する大きな問題が
隠されて居る様に思えてなりません。

海自不祥事

よくまあ日本の海上自衛隊のだらけ方は呆れてものが云えません。
日米相互防衛の根底をなす特別防衛秘密が外部流失は確認出来なかったが、イージス艦中枢情報が持ち出され資料が海自内で拡散すると言う不祥事が起きたばかりと言うのに、横須賀基地に停泊中の護衛艦しらねでは、艦内火災発生と言う大失態を
引き起こした。そしてとどのつまりが、千葉沖合でのイージス護衛艦あたごの漁船
衝突事故。漁船の父子は行方不明で、いまだ生死が判らずままです。
事故当時漁船を確認しながら、内部報告系統は用を為さず、その上雨が降ったので
甲板上で見張る隊員は艦橋内避難、レーダー要員も席についてなかったと言う。
こんなだらけきった海自隊員に日本の大事な防衛を任せていいのでしょうか？
我々の貴重な国費を無駄遣いして居る税金ドロボーと言われても仕方ないのでは
ないか。船の全責任を負う船長が全然お咎めなしと言うのがどうも腑に落ちない。
陸地に近づけば、仮眠どころではない筈、まして自動操舵に何の指示すら出さない
船長なんて常識では考えられない事です。
もし緊急事態が起きたらどうなるのか？余りにも平和ボケで上官以下隊員までゆるみ切っている様です。
そして事故後の対応のお粗末さ、防衛省のもろさを露呈してしまいました。
今回この不祥事に１日も早く幕を引きたい防衛省は海自隊員８８名を処分し事務　次官減給。海幕長は更迭と言う処分を発表した。
しかし更迭される吉川海上幕僚長は２４日退職が決まって居る人だったと言う。
艦長や乗組員は一切責任を問われず、次官や司令官等の管理責任を処分して居る。
はっきりした責任はアヤフヤにして、トカゲのしっぽ切りと言われても仕方ない様
な慌ただしい幕引きとなった。
防衛省の組織改革を目指す自民党国防族の思惑が見え隠れすると言う。
利権とは言わなくても影響力を温存したい、議員にとっては絶好のチャンスだったのかも。
平和に馴れる事は良い事ですが、いざ鎌倉の非常事態発生を常に頭に置いて危機
管理は充分に配意して防衛の任にあたって欲しいものです。
もっとも、こんな事を国民から注意受ける様な組織では、緊急事態発生の時役に
たつのか？心配です。

チベット争乱

日本のある新聞社がチベット争乱は中国国内問題だと盛んに力説して居ると言う。
確かにチベット自治区で起きている独立運動だと言えばそれまでです。
チベット族はモンゴルの１部族がチベットに移住して建国しインドから直接大乗
仏教の教えからチベット仏教と言う独特の仏教王国となりました。
ダライラマを信奉して秘境に見事な仏教王国を築いた独立国でしたが、近年清国に
支配され、また１９５０年当時中共軍に軍事制圧されチベット族の大量虐殺が行われチベット自治区が設置されました。聞くところによると日本軍の南京虐殺の比ではなかったと言う。そして１９５９年チベット動乱に対し、徹底的な武力弾圧で
１０数万人もの難民が出た。その折り生き仏のダライラマもインドに亡命して
チベット亡命政府を樹立しました。
中国はまた政治経済で力を付け、世界に覇権を競う様になって来ると、力で奪い取った、チベットやウイグル地区、外モンゴル地区、それに台湾問題が吹き出て来ました。この地区を経済的集中的に嵩上げして浮揚を図ろうとまず、青蔵鉄道を敷設
し交流を盛んにしました。しかし潤うのは漢民族のみ、チベット族は蚊帳の外。
少数民族と言われるチベット族今やチベット自治区でも漢民族７５０万人に対して
チベット族６００万人と言われます。
かってヒットラーやスターリンが行った民族抹殺作戦がここでも行われて居たの
でした。
チベット族は虐げられた民族です。チベット民族は中国政府に忠誠を誓わされ、　もし違反したら投獄やきつい処罰を受けると言う。チベットの国旗でも持っていると７年間も投獄生活を送らないといけないとか。
１０才未満の子供がもしラマイダラの事でもしゃべったら、即引き立てられ投獄
されると言う。
ダライラマは非暴力に依る抵抗運動を推進して居るが、国家としての独立性、文化
や宗教自然環境を徹底的に叩きつぶされ、人としての基本的人権も侵害されている
と言う。
これはもはや中国の国内問題ではないと思います。
ダライラマは決して独立を望んで居るのではないと云う。チベット族の尊厳と
自治を要求しているとか。
中国が恐ろしくて物が云えない國にはなりたくないものです。